2014-04-01から1ヶ月間の記事一覧
昨日、佐藤愛子さんの「我が老後」というエッセイ集を読み終えた。 佐藤愛子さんの本は若い頃に何冊も読んだのだけれど、この本は読んでなかった。 この間ブックマーケットを覗いた時、100円コーナーでこの本を見つけ、嬉しくて迷うことなく買ってきた。108…
昨日、高校時代の友人Yちゃんのお義母さんが入院したというので、J子さんと一緒にお見舞いに伺った。 ややこしいけれど、J子さんはYちゃんのお姉さんの友人で、お義母さん行きつけの美容師さん。そして、私はYちゃんからJ子さんを紹介してもらったという間柄…
我家は母屋も離れも築50年ぐらいになる。 義父が生きていた頃、家のメンテナンスは殆ど義父がしていた。 だけど、夫は義父の仕事の出来ばえが「きれいではない」と言い、気にいらず、同居するようになってからは自分でするようになった。 夫は建築に関わる仕…
陽射しは暑いぐらいだったけれど、爽やかな風が吹き、気持ちがいい1日だった。 洗濯物を干そうと庭に出ると、家の前の公園では2歳ぐらいの女の子と父親らしい男性が遊んでいた。かわいらしい声で「パパ~、パパ~」と呼んでいる声が聞こえ、何ともほほ笑まし…
長男と二男は2歳違い。 同性でもあり、子どもたちが小学生の頃までは友だちがいなくても二人で楽しく遊んでいた。 子どもたちは車に乗ることを嫌がり、外出や旅行にも行きたがらなかった。夫が自営業を始めてから極貧だった我家ではそれをいいことに家族旅行…
今ではほとんどに家にテレビがあるけれど、我家にテレビが入ったのは小学校5年生の時だった。 それまでは近所の駄菓子屋さんで見せてもらっていたので、嬉しくて仕方がなかった。 だけど、当時の小学生は20時頃にはもう布団の中。テレビを見たいと思っても起…
先週、新卒で入った職場の大先輩Kさんから作陶展の案内状が届いた。 私の事情を知ったKさんは昨年から「忙しいでしょうが一時息を抜くのもいいのでは・・・」と、案内状を送ってくれるようになったのだ。 案内状を見ると、作陶展の開催期間は1週間。 美術館は月…
看護学校の同級生Mちゃんは3月末にベトナムへ行って来た。 その間はもちろんメールはお休みなので、私としてはちょっと寂しい。だけど、帰って来るとあちらのようすをいろいろ教えてくれるので、いつもそれを楽しみにしている。 私は海外には一度も行ったこ…
子どもの頃、よく言葉に前に「ど」をつけてしゃべっていた。いや、今でも時々は言っている。 例えば、ど高い、ど安い、どぎたない(ど汚い)、どぎれい(ど綺麗)、どかっこいい、どいやらしい、ど変、ど貧乏、ど感じ悪い、ど意地が悪い、ど恥、どげち(どケ…
T子さんは現在75歳。あと3ケ月すると76歳になるという。 15歳で山形県の実家を出て、東京で看護学校の寮に入った。そして、20代の初めに三河の人と縁があり結婚。こちらで暮らすようになった。 私がT子さんと知り合ったのは、彼女が35歳で再就職した年。もう…
月に2回、市の広報誌が組長さん経由で配布される。 広報誌だから、届いたらすぐにざっとだけれど全ページに目を通している。 これが結構情報満載なので、私は毎回楽しみにしているのだ。 特に「楽しむ・学ぶ」というコーナーには興味がいっぱい詰まっている…
倒れてからの夫はものすごくよく眠るようになった。薬の影響もあるだろうけれど、まるで乳児のような睡眠時間だ。 月・木のデイケアの日には7時台には起きてお昼寝はしない。だけど、帰宅するとぐったりで、夕食前にテーブルに突っ伏していたり、就寝の準備…
我家では晩ごはんの時間が早い。17時から17時半には食べ始め、遅くても18時前には食べ終えてしまう。 夫が倒れる前は私の帰宅時間が遅かったり夫の仕事が忙しかったりで、食べ始める時間は早くても19時を過ぎていた。 その頃はほぼ毎日のように2人でビールを…
今朝、夫がデイケアの送迎車に乗る時、ご近所のMさんが通りかかった。 そして夫に話しかけ、一緒に見送ってくれた。 私より5、6歳年上のMさんは今年2月半ばにご主人を亡くされたばかり。 そして最近、49日の法要を済ませたという。 我家同様、息子さんが2人…
昨日、東日本では満月の一部が欠けたまま東の空から昇ってくる「月出帯食」が見られたと、スカイツリーのそばで上部が欠けた赤い満月の写真が朝刊に載っていた。 日本では月の出から長くて20分ほどの部分月食だったそうだ。 私は昨日、夕方まで沈んだ気持ち…
春が来て暖かくなったからといって、夫の調子が良いというわけではない。 去年の今頃もそうだった。 夫のマヒは弛緩性のものだけれど、寒い冬の間だけは硬直性のマヒのように右の腕は固く曲がった状態になっている。 それが暖かくなったことで右腕はダランと…
今日の天気は雨の予報だったと思うけれど、朝起きるといいお天気だった。 ま、うれしい方にハズレたので、私としてはラッキーなことだった。 夫はデイケア。 私は何の約束もない日。 友人たちはみんな用事があるはずだから、今日はお誘いがかかることもない…
物欲はあんまりない方だと思うけれど、それでもいくつか欲しいと思うものがあった。 ただ「あったらいいな」と思うだけで、買うまでには至っていないものだ。 例えば、庭木を整理してそこを野菜畑にした時、家庭用の耕耘機が欲しいと思った。 それは確か、5…
私の時代、英語を習うのは中学1年生からだった。 まずは、ABCから始まり、小文字、筆記体へと続いた。 そして、教科書の初めには「book」「pencil」「bee」「desk」・・・と単語が並び、絵とともにその意味が書いてあった。 それから一行程度の短い英文の学習に…
結婚当初から、我家の朝食は土日以外ご飯とみそ汁だった。 それ以前はパン食だった私がご飯党の夫に合わせる形でそうなったのだ。 それが20年も経つと、私は徐々に自己主張するようになり、パンの日が増えていった。 夫は、そんな私に「日本人の朝ごはんはご…
ちょっと暖かくなると、庭の草たちは一気に勢力を増し、我家の庭を占拠してくる。 散歩に出た時、カタバミでもタンポポでもカラスノエンドウでも、花が咲いているのを見つけると「まあ、かわいい」なんて言っているくせに、いざ自分ちの庭で見つけると「花が…
朝夕はまだ肌寒いけれど、日中はお日さまが出ていればとっても暖かい。 そして、今日はものすごくいいお天気だった。 しかも、今日は水曜日なので夫はデイケアもなければ訪問リハビリもない。 夫にとっては休日と同じなのだ。 こんな日はいつも「どこかに誘…
夫のようにマヒがある者を介護する場合、いろいろ注意しなければならないことがある。 その中の一つに褥瘡(じょくそう)がある。いわゆる寝だこ・床ずれである。 褥瘡は同一部位の圧迫や摩擦やずれによってできる。そのタイムリミットが2時間なのだ。 夫の2…
誘ってくれる人がいて、今日は豊川市御津町(みとちょう)にある東三河ふるさと公園へ行って来た。 ここは標高190メートルの一山すべてが公園になっている。 そして、公園内の花が咲くと、地元NHKの夕方ニュースで時々紹介しているそうだ。 お花が大好きなJ…
一ヶ月ぐらい前から夫は急に電気カミソリを嫌がるようになった。 それまでは朝に夕に電気カミソリを使って自分で髭剃りをしていたのに。 そうそう髭が濃いわけではないけれど、それでも1日髭剃りをしないと鼻の下やあごの辺りがごま塩状態になってしまう。 …
日本年金機構から「親展」と赤い判が押された分厚い封書が夫宛に届いた。 夫は現在、国民年金の障害年金を受給している。 若い頃、何年間か厚生年金に加入していたので60歳から老齢厚生年金の定額部分を受給していた。けれど、障害が残ってからはどちらかを…
夫の訪問リハビリは週3回。3回とも違うPTがリハビリをしてくれている。 私たちが横浜から帰ってきて、今日が3回目なので、これで一巡したことになる。 横浜に行く前は子どもの家に上がれるようにと20㌢の段差を上り下りする訓練を取り入れてくれた。 だけど…
今日は雨の予報だったけれど、朝のうちは「ほんとに降るのかしら・・・」と思うほどの青空だった。 夫がデイケアに出かけ、洗濯物を干してから、JAの産直店までお墓のお花を買いに出た。 40代の頃までは中学の同級生がお母さんとお花屋さんを営んでいたので、少…
子どもの頃、歩いて5分もかからないところに神社があった。 その神社の前の坂道は、片方に10本づつぐらいのさくらの木があり、この時期はさくらトンネルのようだった。 さくらの花が散り始めると、近所の女の子たちは木綿の白い糸を通した針を持って、その桜…
小学校高学年の頃から「学校の授業で何が一番好きか」と聞かれれば、間違いなく「体育です」と答えていた。 4年生だったか、5年生だったか忘れたけれど、冬休みに隣のおじさんに挑発され、おじさんと我家の兄弟3人で早朝ランニングをすることになった。 おじ…