えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

2014-08-01から1ヶ月間の記事一覧

そんなものなのか・・・

夫が倒れる前、母屋は夫の事務所と義母の生活の場で、 私の生活の拠点は離れだった。 離れとして使っている建物は20年ぐらい前まで1階に2戸、2階に2戸アパートだった。各戸にトイレは付いていたけれど風呂は共用の安アパートだ。 最期の入居者が引越してから…

いちばんいい時

月曜日の日、久しぶりに友人と会った。 彼女は何回か書いている高校時代からの友人だ。 夫がデイケアに出かけた頃を見計らって「コーヒー飲みに行く時間ある?」と電話があった。 いつも忙しくしている彼女だけれど、お盆月は特に忙しかったようで疲れたのだ…

スーパーで

この間、スーパーに行った時のこと。 いつもは月・木の夫がデイケアの日に行くのだけれど、この間は定期受診日だったので、夫を一人家に残して買物に出かけた。 急いで買物を済ませ、エコバックに買った物を詰めるため台のある所に行くと、サービスカウンタ…

ヘクソカズラが咲いていた

何だか最近、急に年を取ってしまったような気がしている。 年を取ってもものすごく前向きで、羨ましいぐらい元気な方もいるのだけれど、今の私は夫のことと家のことをするだけでへとへとになってしまうのだ。情けないぐらい気力も体力も一気に落ちてしまった…

夢に出てきてほしいのだけれど

あと2カ月もすると母が亡くなって40年になる。父も15年も前に亡くなった。 私がいくら会いたいと思っても、もう絶対に会えない遠い世界へ二人とも行ってしまったのだ。それでも無性に会いたいと思うことがある。最近は子どもたちが帰省し、帰ってしまった後…

刺激してくれる人たちのおかげで

土曜日の日、久しぶりに知り合いのEさんが自分で作った冬瓜とゴーヤと白ゴーヤを持って来てくれた。 このところの悪天候で、冬瓜もゴーヤもさっぱり収穫ができなくなってしまったそうなので貴重な贈り物だ。 で、いつものように夫には「これで絵を描いてよ…

お盆の前は

朝のうちは今にも雨が降り出しそうな灰色の雲で覆われていた空は時間とともに青空が広がり、いいお天気になった。 夫をデイケアの送迎車まで送るため庭に出ると、公園のプラタナスの葉っぱや庭の木々からちぎり取られた葉っぱがあちこちに散乱していた。車庫…

台風あれこれ

台風11号は今朝早くに高知県に上陸したのち、午前中には兵庫県に再上陸し、各地に大きな被害をもたらし、日本海に抜けて行った。 昨日からテレビでは終日台風情報が流れ、被害状況も報道していた。それは見ていて何とも辛く、言葉にできない映像ばかりだった…

友人には元気でいてもらわないと

高校生の頃、学校帰りに仲良しの友人とおしゃべりをしてから家に帰った。それなのに家に帰ってからもどちらからともなく電話をかけ合い、いつまでも話していては母に叱られた。電話料金が3分間で10円の時代のことだ。 そんな時代もあったけれど、今では滅多…

すてきな字はあこがれ

高校の頃、選択科目というのがあった。 今はどうなのか分からないけれど、当時は音楽、美術、書道のいずれかの授業を選択するというもの。 一応、本人の希望で選択するのだけれど、各教科の人数が決められていたようで、生徒は第二希望までを申告し、後は学…

準備する人がいてのこと

明け方4時30分を過ぎた頃、夫がトイレに起きた。 介助を済ませると5時少し前。昨夜は早くから寝たとはいえ起きるには少し早い。中途半端な時間だと思いながらもう一度布団に潜り込んだ。夜中のトイレは2度目だったので、目を瞑っていると暫くして眠りに…

想像の翼を広げて

夫が嫌がらずにデイケアへ行けるようになってから、私は一人で電車に乗りたいと思うようになった。それまでは夫と二人で出かけることばかりを考え、一人で出かけることなど諦めていたのだけれど。 まあ、デイケアに出かけたからといって私の自由になる時間は…