えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

予定は変わったけれど

夫が倒れてから、去年初めて新幹線に乗ったけれど、それ以外には電車というものに乗っていない。私は「乗り鉄」とまでは言わないけれど、電車に乗るのが好きなのだ。

それで、夫がデイケアの今日、私はまずは市電に乗ってみようと思っていた。そして、吉田七福神めぐりの3寺目に行こうと。

「思っていた」ということは「行かなかった」というか「行けなかった」ということ。

 

昨夜遅くにまたネットに接続できなくなった。それで、24時間サポートに電話をしたところ、今日も午前中が潰れてしまったという訳だ。

 

車でなら午後からでも行けるけれど、そこには市電に乗って行きたいと思っている。だから、今日はもう無理だと諦めた。

それなら予定を変更しよう。ということで、車でしか行けないけれど、我家から10分か15分ぐらいで行ける二川伏見いなりに行くことにした。

 

夫の小学校以来の友人T君は写真が趣味で、毎月のように花の写真を撮りに行くと言っていた。

調べたところ、今はロウバイぐらいだけれど、源平桃や御衣黄桜は有名。マンサク・ベニバナトキワマンサクやトサミズキ等など、いろんな花が見られるようだ。

私は二川伏見いなりの前を通ることはあっても、境内に入ったことはなかった。道路から見る限り、そんなに花が魅力的な所だとは思えなかったから。

 

写真はないけれど、道路からすぐのところ、階段の前には大鳥居がある。

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階段の右手はスロープになっていたので、車いすでも本殿までなら行けそうだった。そして、スロープを上がったところには車いす用のトイレが設置されていた。これなら、源平桃や御衣黄桜が咲くころには夫を誘えそうだと嬉しくなってきた。

 

そして、ロウバイ

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 これだけ咲いていると甘い香りが漂っている。

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ここが本殿。

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ここは割と歴史が浅いのか、明治43年11月に京都・伏見稲荷大社から御分霊を頂いた年を創祀としているとか。

 

境内図を見ると、かなり広い。

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 手水舎の横には御山巡拝ロ入口という案内。

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 御山巡拝路を入って行くとこんな感じ。

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 本殿裏山へと続く・・・

ここは小高い丘の雑木林で、6ヶ所の峯社と摂社末社がお祀りしてある。

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それぞれにこうした説明書きある。

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伏見いなりのホームページには「お山の清澄な空気を吸って身体に染み込む霊気を感じながら巡拝するのは気分転換、運気向上に最適です。」とあった。

でも、一人で巡拝していたら霊気を感じるというより何だか怖い感じ。

戻ると、境内にはこんな花もたくさん咲いていてホッとした。

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 自分の住んでいる市内でも知らないところがいっぱいある。

こうして、ふらりふらりと回ってみるのも悪くない。

 

今日は市電に乗りたかったけれど、ここに来たことで、一本の木に赤やピンクや色が混じった花が咲くという源平桃や緑色の花が咲くという御衣黄桜の時期に夫と訪れる楽しみが増えた。だから、私としては大収穫の一日となった。