えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

ヘクソカズラが咲いていた

何だか最近、急に年を取ってしまったような気がしている。

年を取ってもものすごく前向きで、羨ましいぐらい元気な方もいるのだけれど、今の私は夫のことと家のことをするだけでへとへとになってしまうのだ。情けないぐらい気力も体力も一気に落ちてしまった。

 

月曜日は夫がデイケアに出かけたので実家のお墓参りに出かけた。そして3回も洗濯機を回した。それでも日中は夫がデイケアに出かけていたからブログを書くゆとりが残っていたのだと思う。

 

火曜日は 訪問リハビリの日なので掃除機を丁寧にかけて掃除をした。そして朝のうち曇っていたけれど、徐々にいいお天気になったので2度目の洗濯機を回した。

洗濯機を何回も回したのは子どもたちが帰省した時に使った敷きパットやタオルケットやバスタオルなどが山積みだったため。

後は台所仕事と夫のことだけなのにもうクタクタで9時頃には布団に入ってしまった。

 

 水曜日は久しぶりに朝から青空が広がる貴重な日だった。水曜日は何の予定もない日だけれど、この日も子どもたちが使った敷布団を何枚も干し、肌布団のカバーを外し洗濯。布団は干して、また片付けて・・・

それだけでやっぱりクタクタ。夜になるともう立っているのも辛いぐらいで10時前には寝てしまった。

 

木曜日はいつもだったら夫はデイケアの日。だけど今週は3ケ月に1度の定期受診日だった。だからデイケアはお休みをしたのだ。

木曜日には思うことがいっぱいあった。だけど病院に行っただけなのにクタクタになってしまい、書きたかったことも書かずに早くから倒れるようにして床に就いた。

 

 今日は金曜日。このところ毎日早めに寝ていたせいか少しだけ身体が楽だ。で、この時間になってもまだPCで遊んでいる。

 

今日は燃やすゴミの日だった。

ゴミを出しに行くと、公園のフェンスに絡み付いたヘクソカズラの花を見つけた。

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 私は感じたことがないのだけれど、ヘクソカズラは葉や茎に悪臭があるからと「屁」だの「糞」だのという名前が付いたらしい。こんなかわいい花を咲かせるのにと、私は花を見るたびに何だかかわいそうな気になってしまうのだ。

 

以前にも書いたかもしれないけれど、星野富弘さんの詩画集の中に「へくそかずら」を描いたものがある。

へくそかずら

 

町も人も 美しい名前が 多くなりました

でも 何だか 疲れます

ここに 小さな 花が あります

「へくそかずら」といいます

 

「へくそかずら」

呼べば 心が和みます

「へくそかずら へくそかずら」

「へくそかずら へくそかずら」

つぶやきながら 夕べは

ぐっすり 眠りました

この詩、ヘクソカズラにものすごくやさしい詩だと思う。

この詩を読んでいると、私まで「へくそかずら へくそかずら」とつぶやきたくなってくる。そしてつぶやいているうちにやっぱり心が和んでくるから不思議だ。

へくそかずら へくそかずら へくそかずら・・・

へくそかずら へくそかずら へくそかずら・・・

私もつぶやきながらぐっすり眠ろう。

気力も体力もこれ以上落とさないように、明日はもっと元気が出るようにと思いながら・・・