えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

死ぬとどうなるの

昨日と今日は久しぶりの青空だった。

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これは今朝の空。 

 

 昨日は通常の洗濯物の他、敷きパットにパジャマ、バスタオルにバスマット等など、大量に洗濯をしてお日さまの恩恵にあずかった。

だけど午前中は夫の訪問リハビリがあったけれど、午後からはいつものように夫がお昼寝をしたものだから、溜めこんだ録画番組を見ただけで一日が終わってしまった。

 

7月の初め、地区市民館で「かないくん」という絵本を予約した。

「かないくん」は、谷川俊太郎が一夜で綴り、松本大洋が二年かけて描いた『死』をテーマにした絵本で、糸井重里事務所が発行したものだ。

私は松本大洋という人を知らなかったのだけれど、ネット上でこの本の紹介を見た時、表紙の絵にすっかり心を掴まれてしまった。

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始めは買おうと思ったのだけれど、長男は購入して既に読んだあとだったので、私は図書館で借りることにした。

私がこの本を予約した時は4人待ちだった。だから2カ月かかってやっと市民館に届いたと連絡があった。

 

今日の我家は何の予定もない日。

お天気はいいし、夫のお通じも朝のうちに済んだ。

それで夫を誘い、地区市民館まで本を借りに行ってきた。

地区市民館までは車ならわけなく行ける距離だけれど、時折出かける1時間の散歩コースの中間地点だから歩いても30分で行けるはず。で、今日は散歩がてら行くことにした。

 

陽射しはやっぱり強かったけれど、それでも風は爽やかだ。

ケヤキやクスノキの大木が立ち並び、遊歩道になっている公園の中を歩くのは気持ちがいい。

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森林浴をしながらの散歩は心身ともにリフレッシュできるから大好きなのだ。

上を見上げれば木漏れ日が・・・

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道路側には何種類かの萩が延々と植えられている。

今が花の見頃だけれど、写真を撮らなかったので、家に帰ってから我家の萩を撮ってみた。

シジミチョウがとまっている。

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「かないくん」は絵本なので、家に帰ってきてすぐに読んでしまった。そして今日は何度も手に取り、読み返した。絵もじっくりと眺めていた。

 

図書館の本なので帯はないけれど、ネットでみたら 帯にはこんなふうに書いてあった。

死ぬとどうなるの。

生きているだれもが、やがて死にます。

それはどういうことなんだろう。

 

死ぬとどうなるんだろう・・・

子どもの頃から時折考え、最近ではよく考えるけれど、それでも私には分からない。

本の内容はこれから読む人がいるといけないので書かないけれど、私にとっては考えさせられ、分からなくても心に残るいい絵本だったと思っている。

死を考えることは、生きることというか、生き方を考えるということだから・・・