えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

お出かけは美術館がいい

思ったよりずっと暖かい朝の始まりだった。

今日の訪問リハビリは施設側の都合でお休み。土・日と2日間もボ~と過ごすのは何だかもったいない気がして、夫に「どこかに行く?」と聞いてみた。すると、夫は間髪入れずに頷いた。

この寒い時期、夫と二人で出かけるならやっぱり美術館がいい。

 

私たちは地元の美術館に行くと、帰りに必ず他館で予定されている展覧会のポスターや案内はがきを見てくる。そして、行きたいと思う展覧会があれば手帳に書いてくる。もちろん、帰ってきてからはネットでも調べておく。

 

それで、今日は豊田市美術館まで「愛・知のリアリズム 宮脇晴の周辺」という展覧会を観に行くことにした。

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豊田市美術館までは東名高速を使えば我家から1時間強。昼食をサービスエリアで摂ることにして、トイレ休憩を合わせても2時間強あれば着けるはず。展覧会を観て、レストランでティータイムにして・・・ 

高速を使えばお通じがなくても出かけられる。と、頭の中で予定やらいろんな思いが駆け巡る。

で、11時少し過ぎに出発した。

高塚SAでトイレと昼食を済ませ、上郷SAでもう一度トイレ休憩。そして、美術館へ。

着いたのは13時30分。2時間20分程かかってしまったけれど、丁度いい時間だった。

 

宮脇晴の展覧会はこれが2度目。大澤鉦一郎と始めた愛美社の画家たちと、影響を受けた岸田劉生ら草土社の画家たちの絵が129点展示されていた。残念ながら、私にはその内容についてここに論評するだけのものを持ち合わせてないけれど、十分見応えがあったと思っている。それに、夫は何点かの作品の前で身動きもせず見入っていたし。 

 

 展覧会を観終わり、時間を見ると丁度15時。おやつタイムだ。

「レストラン、レストラン。ケーキセット食べよ・・・」と夫を誘うと、夫はにこっと笑った。

 これは夫のケーキセット。

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こっちは私のケーキセット。 

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普段、ケーキを食べることなんて滅多にない。だけど、ちょっと小腹が空いてきたし、疲れをとるには甘いものが一番。いつもはコーヒーもブラックだけど、今日は砂糖を2個も入れてしまった。これで、家まで元気が持続するはずと。

 

帰りは夫が車の中でウトウトしていたのでノンストップで帰ってきた。すると、1時間10分で家に着いた。

夫は早い夕食を食べ、19時30分には眠りに就いた。

そして今、私は一人の時間を楽しんでいる。