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えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

ジョルジュ・ルオー展へ

 昨日の夕食時、「明日お天気だったらルオーを観に行かない?」と、夫に聞いてみた。

今、地元の美術館で2月14日から『パナソニック 汐留ミュージアム所蔵 ジョルジュ・ルオー展』を開催中なのだ。開催期間は3月29日まで。もともと、期間中には行く予定でいた展覧会だ。

地元の美術館なので、開催当初のイベントがある土・日を除けばそれほど混雑することはない。だから、月曜の休館日とデイケア日の木曜日以外ならいつでも行くことができると思っていた。それなのに未だに行くことができずにいたのだ。

 

夫の返事はもちろんOK。

夜になって雨が降りだしたけれど、朝のうちは晴れていた。

ということで、今日は朝の諸々の家事を超特急で済ませ、美術館へ行ってきた。 

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 初めてルオーに触れたのは、たぶん中学校の時の教科書だったと思う。その時はただ学校の勉強ということでしか見ていなかったような気がする。

 

もう15年ぐらい前のこと。青春18切符を使い、夫と二人で倉敷まで日帰りで行ったことがある。

地元駅を4時30分前後に発車するムーンライトながらに乗り、まずは終点大垣まで。そこで乗り換え、米原まで。今度は山陽本線に乗り換え、倉敷まで。片道8時間もかけて行ったのだ。余談だけれど、そのムーンライトながら、そんな時間なのに満席で名古屋に着くまで座ることができなかった。私たちは運よく名古屋で座れたけれど、終点まで立っている人も大勢いて驚いてしまった。

日帰りだったので、倉敷での自由時間は約4時間。

その時、まずは大原美術館へ行った。そこでルオーの「青い鼻の道化師」と「呪われた王」の原画を観た。・・・はずなのだが、観たことは覚えていても、その時どう感じたのかはさっぱり覚えていないのだ。でも、数ある絵はがきの中からルオーの絵はがきを選んで買ってきたのだから、何かを感じたことだけは確かだと思う。

 

今回の展覧会は、すべてパナソニック汐留ミュージアム所蔵の作品で、初期から晩年までの絵画に、『ミセレーレ』『流れる星のサーカス』『受難』などの版画連作を加えた104点が展示してあった。

やっぱりよくわからないけれど、何だかぐいぐいと引き付けられていくのだ。

『ミセレーレ』の版画はものすごく暗い色なのに何とも言えない温かさを感じるし、宗教を題材にした絵画も崇高な精神を感じたり、晩年に近づく作品にはエメラルドグリーンのような色彩や温かいオレンジ色に心をつかまれるような気がしたりして。

 

観終えてから、いつものように絵はがきを買った。

右下のはがきは大原美術館で買った「呪われた王」。あとの4枚が今日買ったものだ。 

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どの絵もよかったけれど、左下の「道化師」よかった・・・

 

そういえば、美術館の入り口に子ども絵画作品展「わたしはルオー」という展示があった。幼稚園児、保育園児、小学生が「人の顔」をテーマに描いた絵の展示だけれど、これがまた最高によかったのだ。