えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

久しぶりの外出

毎月、月末になると組長さんを通して市の広報が配布される。

広報が届くと一通り目を通し、しばらくの間は机の上に置いておく。再度見たければ、ネットでも見ることができるので数日すれば雑紙入れの中に入れてしまう。

 

今月号が届いた時も一読した後、机の上に置いておいた。すると夫がそれを見て私を手招きし、美術館の記事を指さした。そこには市民展開催の案内が書いてあった。

 

夫が倒れる前、毎年一緒に市民展を見に行っていた。倒れてからも数年前までは行っていたけれど、最近はデイケアと病院以外に外出することがなくなった。というか、外出したがらなくなった。私自身も年と共に二人の外出がきつくなってきたせいもあり誘わなくなっていた。

それが市民展に行きたいと意思表示をしたのだ。これは絶対に行くしかない。

 

絵画と彫刻の部は今日から日曜日まで。夫と行ける日は火・金の午後と土日だけ。週間天気予報では今日は雨、日曜日も雨の予報。あとトイレ事情もある。

 

今日はやっぱり雨の予報に変わりはなかった。ただ1日中降り続くわけではなく、降ったり止んだりの予報だった。空はどんよりしているし、いつ降り出してもおかしくない空模様だ。

 

午前中の訪問リハビリ前にトイレは済んだ。リハビリの間も雨は降りそうで降らず。時々、空は明るくなったりもした。

以前、こんな空の時に出かけて酷い目に合ったことがある。だけど、週末には床屋にも行きたいし。「えーい、降った時は降った時だ。行ってしまえ・・・」ということで、今日、行ってきた。

 

夫は久しぶりの美術館だ。言葉を失ってしまったのでどう感じたのかはわからないけれど、絵を観ている時の顔を見ていると、やっぱり絵が好きなんだと思う顔をしている。

 

いつもだったら絵を観た後、美術館内の喫茶店でお茶を飲むか(時間によってはランチ)、数分歩いたところにある三の丸会館でお抹茶をいただいて帰るのだけれど、今日は今にも雨が降り出しそうだったので真っ直ぐに帰宅した。

 

お茶することはできなかったけれど、市民展を観に行くことができて良かった。雨も降らなかったし・・・