ゴールデンウィークの後半が始まりました。
テレビでは高速道路の渋滞情報と新幹線の混雑状況を何度も放映していました。
以前は「すごいな~」としか思わなかった映像も、インタビューで「田舎に帰省します」なんて言葉を聞くと、今では子どもたちと重なってしまいます。そして映像を見ながら「親御さんがきっと楽しみに待っているからね。大変だけど頑張って・・・」と心に中で呟いてしまいます。
我家の子どもたちは前半に帰省。渋滞に巻き込まれることもなく、新幹線の混雑にも巻き込まれなかったそうだけど、それでも来るまで、そして帰るまでは渋滞情報や新幹線の混雑状況は気になっていたのです。
でも、子どもたちはもう帰ってしまったので、我家では後半には何の予定もありません。
訪問リハビリも祝日と重なり、今日も明日もお休みになってしまったからね。「できることならリハビリだけはやってほしい」と願うえむこにとっては、すごく残念なことだったけど、それは仕方がないことだから、この2日間はえむこなりのリハビリをしなくてはと思っていました。
今日はちょっと肌寒いけど、雲一つなくとってもいいお天気。青空が広がっていて、正に行楽日和といったところでしょうか。
ゴールデンウィークでなければ「何処かに行かない?」と夫を誘うところだけど、何処に行っても人・人・人だと思うと、行きたいという気もおきません。
えむこは家事だけでもいっぱいやる事はありまsるのです。でも、夫は左肘で頬杖をついたままボ~と窓から外を眺めているのです。
せっかくこんなにいいお天気なのに、何にもしないで1日を過ごすのはもったいないですよね。家で車いすを足漕ぎして移動するだけでは運動量が少なすぎるし、刺激も少なすぎる。せめて散歩だけでも連れ出したいと思いました。
でも、そういう日はなかなかお通じがありません。それで家の近くにいるのなら安心だろうと思い、先ずは「庭に出てみない?」と誘ってみました。夫はちょっと考えてから、首を縦に振って頷いたので、すぐに庭に出る準備です。たかが庭に出るだけでも時間がかかるのです。
夫は庭に出るなり「お~!!」と声を出し、左手で指さしたのがこれ。芍薬の花が見事に咲いているのが目に入ったのでしょうね。
これも隣のおじさんにいただいたものです。毎年きれいな花を咲かせ、えむこたちを楽しませてくれます。
あとちょっとで開きそう。このぐらいがステキかも・・・
こちらは開き始めるところ。
まだ固い蕾がもいくつも付いています。
「一枝切って絵を描いてみる?」と聞いてみたけど、それは首を横に振って「描かない」だって。
庭を一回りした後、近所をお散歩しました。トイレに行きたくなったらすぐ帰れる位置にいれば心配ないからね。それで、いつもと違うコースを歩くことにしました。
我家から2本道路を南に下がったところは朝倉川が流れています。朝倉川というのは豊川の下流で、たまにカワセミを見ることができるのですよ。
今は草が生え放題で景観としては良くないけれど、夫は知らないうちに変ってしまった町の風景をきょろきょろ眺めていました。たまにはいつもと違うコースを歩くのも悪くないですね。
30分以上、1時間以内のお散歩だったけど、夫は車いすで揺られたせいか、家に戻るとすんなりとお通じがありました。
やっぱり散歩はいいですね。お互いの体にとっても、心にとっても・・・
今日のリハビリの代わりは「お散歩」ということにしておきましょう。
今日は散歩ができてよかった、よかった。近場だったけどね・・・