えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

訪問リハビリさまさまだ

今日は夫の訪問リハビリだった。

担当PTのYさんが来てくれた時、夫はトイレの真最中。そして、一旦は出たものの、体温想定中またトイレに行きたいといい、予定時間の半分がトイレの時間に消えてしまった。

いつもだったら、すごく残念なんだけれど、今日はその間に私はYさんに横浜行の予定を話し、相談していた。

3月下旬に行く予定であること。

横浜に住む長男から「是非来て」と返信メールが届いたので1泊する予定だということ。

その日程と行程。

バリアフリーのホテルを検討中であること。今まで検討したホテルの状況について。

そして、ホテルにベッド柵か、立ち上がりの支持ができる貸出備品がなかった時のことを考えて、サイドウォーカーのリースを検討していること。

長男の家に上がる方法。等など。

 

サイドウォーカーというのはこれのことで、立ち上がりの支持や歩行のバランスを保つもの。夫の場合は立ち上がりの支持と立位の保持が目的になる。これはワンタッチで折りたたみができる。ちょっと大きいけれど、袋を作るか、マジックテープを使って工夫すれば車いすの後ろに取付け、持って行くことができそうな気がする。 

 訪問リハビリのことは何度か書いているけれど、私はすごく気に入っている。

週3回、曜日によって担当者が違うけれど、3人ともすごく優しくて、生活に根差したリハビリを計画してくれている。

今日もYさんに横浜行のことを話すと、すぐに長男の家に上がる方法を検討してくれた。そして、夫のリハビリもそのためのものを組み入れ、私にはその介助方法も教えてくれた。

横浜に行くまでにはまだ10回ほどの訪問リハビリがある。その間に家の外で段差の訓練もしてくれるという。

長男の家のハード面のバリアは確認した。長男と二人で夫を介助すれば、バリアは何とかなりそうな気がする。

Yさんから、立位になった時に健側を上げるように言われた夫は思った以上に上がった。Yさんも予想よりはるかに上がったと驚いたぐらいに。

Yさんがリハビリ中にかけてくれた言葉に私は思わず涙がこぼれてしまった。

「何とか行けそうだ」。そう思っただけでうれしくて仕方がない。これも訪問リハビリのおかげだと思う。訪問リハビリさまさまだ。

あと1ヶ月近くある。今日教えてもらった方法を毎日少しづつ練習して私も頑張ろうと思う。