えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

夫がデイケアに出かけた後に

今日は風もなく暖かでとってもいいお天気だった。

夫は今日からデイケアが始まり、嫌がることもなく10日振りに出かけた。

私はやっと一人の時間が持てたというのに、なんだか 力が抜けてなかなか行動が開始できないでいた。昨日までは、夫が出かけたら直ぐに近くの神社へ行こう。そして、帰りに本屋さんに寄って、スーパーで食材を買ってこよう。そして、午後からは庭仕事をしよう・・・など等、頭の中では盛りだくさんのことを考えていたのに。

 

11時ごろになり、やっと腰を上げようと思っていた時、友人からランチに行かないかと誘いの電話が入った。

そうなると現金なもので、すぐに体は動くのだ。

 

ランチには時間がちょっと早かったのでその前に近くの神社に付き合ってくれることになった。

行先は東田(あずまだ)神明宮。

去年、夫が倒れてから初めて初詣に出かけた神社だ。今年も夫と行こうと思っていたけれど、正月の間は雪が降ったり、積もっていたりで、あまりにも寒くて一緒には行けなかったのだ。 

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 この写真だけは去年の画像。

右手の銀杏の木は1本だけでも十分に存在感があり、紅葉の季節は素晴らしい。

 

道路からすぐの一の鳥居をくぐり、たぶん30段ぐらいだと思うけれど、階段を上ると二の鳥居。そして、そこをくぐると境内だ。 

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 今日は5日だけれど参拝者は結構いて、神殿の中には若いご夫婦らしき男女がご祈祷を受けていた。

神社は厳かな雰囲気が漂っていて私は好きなところだ。

社殿の前で手を合わせると素直な気持ちになれるし、身が引き締まる気がする。

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私は引かなかったけれど、 しだれ梅の木にはおみくじがいっぱい。

梅の季節には見事な花を見ることができる。

 

ここ、東田神明宮の創建は延喜2年(902)、伊勢神宮外宮の神領であった薑御園(はじかみみその)に天照皇大神を祀ったのが始まりと伝えられている。そして、天文22年(1553)には当時の仁連木城主 戸田宣光が社殿の造営を行っている。

これは一の鳥居の横にあった掲示板。

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東田神明宮の西側には古墳(東田古墳)があるので、そこにも行ってきた。

この辺りは小学生のころの遊び場だったけれど、古墳のことは最近までちっとも知らなかった。

お断りもせずに勝手にお名前を出して申し訳ないけれど、実はオヤコフンさんのブログ「墳丘からの眺め」を訪問させていただくようになってから、私の地元にもたくさんの古墳があることを知ったのだ。

一緒に行った友人は東田古墳のことは知らなかったけれど、20代のころには市内の古墳めぐりをしたことがあると言った。私はその言葉を聞いて、何だか不思議な縁を感じてしまった。

 

この記念碑は私が25歳ぐらいの時に建てられたらしい。知らないわけだ。

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ここは5世紀頃に造られた全長40m、前方部幅16m、高さ4m、後円部径20m、高さ3mの前方後円墳で、墳丘の上に御嶽社が建っている。

明治12・3年ごろ、御嶽社造営の時に鏡と直刀が出土し、ここが古墳だと分かったらしい。

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 なかなか雰囲気がある階段だ。

上っていくと、御嶽社に腰を掛け、弁当を広げている男性がいたので近くで写真は撮れなかった。

東田神明宮も子供のころからすると周りの雰囲気がだいぶ変わったけれど、御嶽社の方は記憶がさっぱり戻ってこなかった。走り回っていたはずなのに。

 

東田神明宮と古墳をあとにし、次はおしゃれなレストランでランチ。そして、スーパーに寄り、次のデイケア日までの食材を調達し、友人と別れた。

私はその足で本屋さんにも寄り、家に戻った。

 

今日は庭仕事まではしなかったけれど、思っていたことの半分以上はやれたような気がしている。

夫には悪いけれど、久しぶりに自由を満喫させてもらい、うれしい一日となった。