えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

シュウメイギクが咲き始めた

昨日は夫がデイケアに行く日だった。

夫が出かけたら1時間ぐらい庭仕事をして、それからあそこに行って、あれをして・・・と、前日から頭の中では予定がいっぱいだった。

 

それなのに、朝、夫はトイレから出られず送迎車の時間に間に合わなかった。

運転手さんも介護士さんも「少しぐらいなら待ってますよ」と言ってくれたけれど、そういう時はいつも30分ぐらいはダメなのだ。頭の中の予定はがたがたと崩れ去り、生理現象では仕方がないと思いながらも夫にけんか腰の物言いをして、送って行った。

 

一旦出かけると、急いで帰って庭仕事をしようという気にはならない。昨日も、帰りにホームセンターに寄り、ペンキや壁の穴を塞ぐパテや軍手等など、次の予定を考えながら必要なものを購入し、家に向かった。

 

ちょうど真ん中ぐらい戻ったところで友人から電話が入り、ランチと手作りの作家展に誘われた。その時のことはまた書くとして、午後からはとても楽しい時を過ごした。

 

だけど、庭のことは気になって仕方がない。コニシキソウがイライラするほどはびこってしまったし、夏野菜の片付けがまだしてないし・・・

 

今朝は起きるには少し早い中途半端な時間にトイレで起こされた。

トイレ介助を済ませると、夫は再度眠りについた。いつもの起きる時間を考えると、それから2時間は眠るだろうと思い、私は寝たい気持ちを抑え、起きて草取りをすることにした。

 

頑張って起き、草取りすること30分。ごみ出しもあるし、コーヒーも飲みたいし、夫がいつ目覚めるかわからないので、それ以上はやめておいた。

 

だけど、この間から咲きそうで、毎日眺めていたシュウメイギクがやっと1輪咲いているのを見つけ、しばらくは花を眺めて過ごした。

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なんだかシュウメイギクから「ご苦労さま」と言われたような気がして嬉しくなってきた。単純なわたし。

 

この写真の右側にも、左側にも何株かある。これからしばらく楽しめそうだ。

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早起きは三文の徳(得)。

早く起きなくても花は咲いているか・・・

時期が来れば必ず

この間の木曜日、友人から「友人が写真展に出品しているから 時間があったら行ってあげて」と言われた。

私は全く面識はないけれど、写真を見るのも好きだし、場所は車で10分もかからないところだったのでその足で見に行った。

 

写真展はその写真のお仲間で佐渡に行った時のもの。景色もあったけれど、佐渡のお花の写真が多く、どれもやさしくステキな写真だった。

 

見終わって、帰りがけにふと受付を見ると。真っ赤な彼岸花が挿してあり、それがちょっとステキだった。最近はどこにも出かけないので気が付かなかったけれど「もう彼岸花の時期なんだ・・・」と思い、見惚れてしまった。

 

我家には白い彼岸花がある。家に戻って見てみると、その時にはまだ固い蕾だった。

それが昨日咲き始めた。これは昨日の朝の状態。

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反対側の家の中から見るとこんな感じ。

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それが今朝はこんなに咲いていた。

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こちらも、反対側の家の中から眺めたところ。

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あっという間に見頃になった。赤い彼岸花もいいけれど、白もステキだ。

 

今年は猛暑続き。そして、少し落ち着いたと思ったら雨続き。

それでも、時期が来ればこうして必ず花が咲く。自然の力はすごいものだと本当に感心してしまう。

 

昨夜、お彼岸が来るからと、夫の姉がいつものようにお墓用の菊の花を届けてくれた。

彼岸の入りは20日だから、19日か20日まで待って、お墓参りに行こうと思っている。

身綺麗に整えて

木曜日の朝日新聞「東海歌壇」にこんな歌が載っていた。

 

介護士に愛されるよう身綺麗に夫整えて今朝も見送る

 

投稿したのは日進市の女性だ。

お年までは分からないけれど、おそらくご主人がデイサービスに行かれているのだろう。

 

私も夫を似たような思いでデイケアに送り出しているいる。私の場合は「介護士に愛されるよう・・・」ではなく「嫌われないように」なのだけれど。だから、この歌はとても心に響いてきた。

 

夫は倒れる前、出かける時には必ず自分でズボンやシャツにアイロンをかけ、着替えてから出かけていた。病院へ行くときには下着まで着替えていた。決して上等なものを身に着けたいわけではなく、洗濯してきれいなもの、しわしわでないものを身に着けたい。そうでないと恥ずかしいと思っていたからだ。

 

今はそうしたくても自分ではできない。だから、せめてデイケアに行くときには洗濯したばかりの下着とズボンとシャツを着てもらうようにしている。そして、デイケアでお風呂に入るときには朝着替えたばかりでも着替えを持っていく。

 

夫は自宅でお風呂に入れない。だから、デイケアでお風呂に入れてもらっている。だからといって家で何もしないわけではなく、デイケアに行かない日には全身清拭をしている。入浴時には洗髪もしてくれていると思うけれど、1週間に1度は家でも洗髪をするようにしている。足の爪、手の爪、耳掃除、鼻毛のチェックなど等、極力きれいにしてあげたいと思う。フケが出ないように、加齢臭がしないように、爪に垢が溜まっていないように・・・と。

そして、着替えを入れていく袋は毎回洗濯し、歯ブラシは帰宅したら洗い直し、乾燥させ、歯ブラシ、ハンドタオル、歯磨きを入れる袋は毎週洗濯し、きれいな状態で持たせている。

 

元気だった時には何もやってあげなかった。それどころか、私の方がやってもらうばかりだった。だから余計に、自分でできなくなった今は、私ができるだけきれいにしてあげなくては思っている。

 

介護士さんに愛されるよう・・・

介護士さんに嫌われないよう・・・

 

何日も同じリハビリパンツを穿いてくる人がいる。とか、着替えや歯磨き用具を薄汚れた袋に入れてくる人がいる。等など、職員からではなく、他の人から聞いたことがある。

夫が「汚くて触れたくもない」なんて思われたらかわいそうだ。だからというわけではないけれど、常に身綺麗にしてあげたいと思う。

 

今日も洗髪をした。

そして歌のように、明日も身綺麗に夫を整えてデイケアに送り出そうと思う。

楽しいこと

今年の夏は猛暑続きだった。そのため、月2回行われているふれあい音楽会は7月の2回目と、例年8月は行われないけれどけれど今年は8月も開催予定だった1回が中止、というか来年3月に延期になった。エアコンのない地区市民館の体育館のようなところで開催するのだから致し方のないことだと思うし、妥当な判断だったと思っている。けれど、ちょっと寂しくもあった。

 

そんなわけで、この間の水曜日は2か月ぶりの音楽会だった。

案内には「ギターとヴァイオリンで奏でる世界の音楽」 ~世界を旅する音楽~

スペイン、リベルタンゴアイリッシュパーティー、昭和歌謡メロディー、情熱大陸、他、とあり、奏者は初めての方たちだった。

 

「ヴァイオリンとギター」と聞いて、私はてっきりクラシックギターと普通のヴァイオリンだと思い込んでいた。ところがヴァイオリンがエレクトリックバイオリンというエレキバイオリンで、ギターはアコースティックギターだった。

ギターがアコースティックギターなのは想定内のことだけれど、今回はじめて見たエレクトリックヴァイオリンにはちょっと驚いた。奏者の説明によると、通常のヴァイオリンの弦は4本だけれど、エレキの方は5本あり、ビオラの音域まで出すことができるそうだ。2年ぐらい前にヤマハから発売され、幅広い音楽が演奏できるのでとても気に入っているのだとか。

私はどちらかというとピアノだったら電子ピアノよりグランドピアノの方が好き。ギターはクラシックギターアコースティックギターもどちらも良い。エレキギターは若いころには楽しめたけれど今はやわらかな音の方が好き。ヴァイオリンもやっぱりエレキより普通の方が音色は好きだと思った。

 

だけど、音楽会自体はとても楽しかった。

30代と思われる若い二人の奏者がサービス精神旺盛で、目いっぱい楽しませてくれた。途中、ウクレレの演奏もあったのだけれど、それもエレキ。そして、そのエレキウクレレベンチャーズの曲を演奏したのだ。ベンチャーズといえばあのテケテケテケテケ・・・・というやつ。私の年代ならば楽しめないわけはない。

そして、音楽会が終わるころには元気になったような気がした。私だけでなく、会場のみんなも笑顔で溢れていた。 

 

翌、木曜日は余韻を胸に草取りに精を出した。そんな時は庭の花も愛おしい。 

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萩にとまるシジミチョウも。

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キンカンにはトンボさん。これはウスバキトンボなのか、アキアカネなのか・・・

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 そして、その夜のうちに完成した刺し子の第8作目の二重枡。

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赤と緑。刺し子らしからぬ色で刺してみた。それも楽しい。

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 8作目ともなると、少しは上達したような気がする。自己満足だ。

日曜日は

土、日はデイケアも訪問リハビリもない。

そんな日の朝はのんびり始まり、洗濯はやるけれど、掃除は気にならなければやることはない。

 

夫の起きる時間によるけれど、Eテレの野菜の時間に始まり、京の陽だまり屋、趣味の園芸日曜美術館と、テレビを見る。起きてなければNHK短歌、俳句とともに、それらは録画予約をしてあるので、午後からのお楽しみとなる。因みに、今日はながら見だったけれど、短歌、俳句以外はリアルタイムで見ることができた。

 

掃除はしないけれど、日曜日には普段できない夫のことをすることにしている。

今日も足の爪切りと洗髪をした。

 

ほんとうはシャワー浴をして、頭の先から足の爪の先まできれいにしてあげたいと思う。だけど、今年はどういうわけか思うように足が動かず、浴室のシャワーチェアーへの移動がうまくできなかった。「絶対に倒さない、ちゃんと支えているから大丈夫」と言っても怖かったのだと思う。夫自身が「清拭でいい」と意思表示をするのだ。だから、例年よりずっと暑かったにもかかわらず数えるほどしかシャワー浴ができなかった。

で、日曜日には洗髪をすることにしている。洗髪も然ることながら、その時、石鹸で顔を洗ってあげられるのが何よりうれしい。それに、清拭とは違い、かなりサッパリすると思うから。

 

以前は雨が降ってない日には散歩に出かけていた。

しかし、今では夫が外に出たがらなくなり、よっぽどのことがない限り外出することはなくなった。

 

午後からは、夫は洋間でCDを聴きながら新聞を読んだり本を読んだり・・・

私はというと、和室でテレビの録画番組を見て過ごす。

別々の部屋にいても、母屋にいる限り、そんなに広い家でもないし、洋間も和室もドアは開け放しているので夫の気配は常に感じられる。だから大丈夫なのだ。

 

そして、時々トイレ介助。待つ間はPCで遊んだり、雑誌を開いたり・・・

 

そうこうしているうちに夕食の時間になる。年寄りの夕食は早く、17時か17時30分には食べ始める。そうすればもう日曜日はお終いだ。

 

最近はテレビを見ながらいつもチクチクと刺し子をしている。

そして、今日完成した第7作目の「柿の花」

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刺し始め、刺し終わりの糸の重なり部分がきれいにできていない。まだまだだ。

9月生まれの大切な人たち

9月は私を含め、私のまわりの大切な人たちの誕生月だ。

だからどうだったことだけれど、大切に思う人とそんな共通点があるだけで何だか嬉しいというだけのこと。

 

先ずは今日、8日は私の母の誕生日だ。生きていれば98歳になる。54歳になったばかりで亡くなり、もう43年も経つ。それなのに毎年「今日は母の誕生日だ」と思う。今の私よりずっと若い母の顔を思い出しながら、生きていたらどんなだっただろうと、想像しても仕方がないことを想像している。若くして逝ってしまったので未だに引きずっているのかもしれない。と、思いながら、今日は1日中、母との思い出に浸り、偲んでいた。

 

次は、19日が私の誕生日だ。

ここ何年か、夫の姉が9月に入ると「えむこさんの誕生月だから・・・」と、魚のおいしいスーパーで特上のおすしを買って来てくれる。今年もまだ2週間も先なのに、もう6日に届けてくれた。そして、義姉は夫の介護をしている私にいつも感謝の言葉をかけてくれる。夫は私にとって大事な家族なのだから当たり前のことをしているだけなのだけれど。

 

私の2日後、21日は長男のパートナーの誕生日。自分とあまりに近いのでお互いに何もしていない。だけど「それでいい、それがいい」と勝手に思っている。息子の人生のパートナーだから大事に思う気持ちも、何かしてあげたい気持ちも十分もっているけれど。

 

次は28日。夫の母の誕生日だ。

92歳の誕生日の翌日、夫が倒れてしまったので最晩年は不自由をかけてしまったと、今でも申し訳ない気持ちいっでいっぱいだ。だけど、愚痴も言わず、文句も言わず、入院先の病院に行くと、いつも私を労ってくれた。言いたいことは山ほどあっただろうに、義母の口から人の悪口を聞いたことがない。私も義母のようにありたいといつも思っている。

 

最後は夫方の姪。日にちを忘れてしまったけれど、9月生まれには間違いない。

私には兄と弟がいて、兄には息子が2人、弟は息子が一人。夫には姉と弟と独身(27歳)で亡くなった兄がいて、義姉には息子が2人、義弟には息子が一人と娘が一人いる。だから、9月生まれはたった一人のかわいい姪なのだ。

まあ、9月生まれでなくてもみんな大切な人たちには違いないのだけれど・・・

生活の楽しみ

木曜日のこと

夫がデイケアに出かけると、私はディーラーへ車検を終えた車を受け取りに出かけた。

そして、出かけたついでに外回りのことを済ませて帰ることにした。

 

ディーラーで温かいコーヒーをいただいたのでティータイムはそれで済ませ、先ずは水彩画を見に行った。 

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 知り合いが出品しているわけでもないけれど、水彩画は柔らかくて優しい絵が多いので好きなのだ。夫が倒れる前はいつも二人で見に行った。だけど、最近は誘うこともせず、フラッと一人で見に行くことが多い。気がつけばもう何十年も見に行っている。

会場は文化会館の2階展示室。

水彩画を見て、ふわっと温かい気持ちになったところで1階にある図書館へ。今、借りている本を読んでいるところなので、目的は雑誌「暮らしの手帖」の最新号。最新号といっても出てからもう大分経っているけれど。

椅子に座って興味のある記事だけ拾い読みしていたらそこで面白そうな本を見つけた。図書館なのでそこに置いてあるかもしれないと思い、施設内のPCで検索してみた。だけど、残念ながら置いてなかった。

でも、見たいと思ったら見たい。この間、本屋さんに行った時には多分なかった。なければネットで購入しようと思いながら、それでも・・・と、帰りの道中にある本屋さんに寄ってみた。

すると、1冊だけ置いてあった。それがこれ。 

水丸さんのゴーシチゴ

水丸さんのゴーシチゴ

 

 安西水丸さんや和田誠さんの絵はほっこりして温かい気持ちになるから好きなのだ。

それにこの本、イラストはもちろんのこと、俳句がまたいい。

今は小説やエッセイは極力買わないようにしている。けれど、こういう本は手元に置いておきたい。そして、何度も何度も眺めては読む。

 

ここまでで昼少し前。

帰り道には友人宅がある。久しぶりに友人に電話してランチに誘った。といっても、友人宅近くのおそば屋さんなのだけれど。そして、そのあとはいつものように友人宅でおしゃべりを楽しんだ。

友人とのおしゃべりはいつも手作り談義。だからとても楽しい。彼女は自己流だというけれど、洋裁も編み物も帽子やバッグ、ポーチなどの布小物、編みぐるみやブローチなど等、何でも作る。だからか、いろんな人が材料をくれる。材料をもらうとまた作り、作るとそれを私に見せてくれる。そして、私にもいろいろ作ってくれる。今回も、いただいたという上等な黒のウール生地で自分用にハーフコートを作ったからと見せてくれた。でも、それが大きすぎたらしく、一回り大きな体形の私にくれると言った。着てみると、まるであつらえたようにピッタリだ。もちろん、ありがたく頂戴することにして、代りに私のいただきものの生地をもらってもらうことにした。それもテーラーを廃業した方からいただいた上等な舶来のウールの生地だ。それも彼女が作ってくれる予定だった。

こうして物があちこちに形を変えて行き来する。お互いのいただきもので私たちは生活を楽しんでいる。ありがたいことだと感謝しながら楽しませていただいている。