えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

マナーは持ち帰って

我家の前には公園がある。そして、公園の周りには桜やスズカケノキが植えられている。桜の葉はもう殆ど散ってしまったけれど、まだスズカケノキにはたくさんの葉が残っている。

毎年、紅葉が終わると落葉の時期になり、風で舞った落葉がすごい勢いで我家の側溝に溜まり始める。

火・金は燃やすゴミの日。月・木に夫がデイケアに出かけた日の翌日なので、いつも夫の帰りの送迎バスを待ちながら落葉の掃除をすることにしている。

♪♪ 落葉の舞い散る停車場は 悲しい女の吹き溜まり だから今日も一人 明日も一人 過去から逃げてくる・・・ ♪♪ 

道路なので声は出せないけれど、こんな古い歌を心の中で歌いながら、せっせと掃いては十能ですくい、ビニール袋に押し込んでいく。

 南面の側溝をきれいにし西面道路に行くと、そこには落ち葉はなかった。だけど空缶が2缶落ちていた。落ちていたというより捨ててあった。公園のすぐ横にはビンカンボックスがあるというのに・・・

落葉は許せる。春には桜の花を楽しませてもらっているし、夕暮れ時には影絵の世界も楽しんでいるから。だけど、空缶のポイ捨ては許せない。許せなくても私が片付けなくてはならないけれど。

そういえば昨日の夜、庭に生ごみを捨てに行った時、オートバイに乗った若者たちが公園でたむろしていた。「この寒いのに若者は元気だな・・・」なんて思いながら見ていたけれど、あの子たちだろうか。捨てるところを見ていたわけではないので疑ってはいけないけれど、落葉に交じってたばこの吸い殻もあったし。

公園で若者たちがたむろした後には、いつだってたばこの吸い殻やお菓子の袋が捨ててある。この間は生垣の根元にペットボトルまで差し込んであった。その時も怒りながら片付けたけれど、そんなことまで思い出してしまった。

ムカムカムカしながら一人で怒り狂っていると、今日は祝日で道路が空いていたようで、夫は15分も早く帰宅した。

 

家に入り、ちょっと一息ついたところでテレビをつけると「マナーを持ち帰る人が増えています・・・」と聞こえてきた。男性が出かけようとして、たばこの吸い殻入れを忘れたことに気づき、持ちに来た場面で「マナーを持ち帰る人が増えています・・・」という言葉が流れるというもの。ACジャパンの宣伝みたいだけど違うかも。

ホントにマナーを持ち帰る人が増えているのかしら?

公園の前に住んでいるから、こんな風に思ってしまうのかもしれないけれど・・・