えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

スーパーで

この間、スーパーに行った時のこと。

いつもは月・木の夫がデイケアの日に行くのだけれど、この間は定期受診日だったので、夫を一人家に残して買物に出かけた。

急いで買物を済ませ、エコバックに買った物を詰めるため台のある所に行くと、サービスカウンターで中年の男性が従業員に苦情を言っていた。

急いでいたけれど、私はちら見しながら耳はダンボになっていた。

最初から聞いていたわけではないけれど、男性客は有名メーカーのパックのご飯を買ったところ、値段が商品棚に表示してある価格と違うと言っていたらしい。

従業員の話では、どうも男性が買ったパックのご飯は安売りしていた他のメーカーの物に混じっていたようだ。だから価格は正しいと。

男性客は「表示してある所に置いてあったのだから、その値段で売ってもらわないと困る」と言う。(そういう事ってよくあるのよ。表示をしっかり見なかったのね・・・)

従業員はたぶんお客さんが商品を棚に戻す時にそこに置いたのではないかと言っている。(客のせいか!!)

結局、従業員が男性客に謝り、男性客は買った商品を払い戻してもらい帰って行った。(ほんとに申し訳ないと思っているかしら?心になさそうだけど・・・)

(パックのご飯、安かったから買おうと思っただけで今日欲しかったわけではないのね。) カッコ内は私の心の中の声

 

私もこういう経験を何回かしたことがある。

だから安売りの表示はしっかりと見るようにしている。それでなくても買う前に価格を確認し、レジを通る時にも打ち出される値段を確認している。「あれ?」と思った時には会計を済ませた後、レシートの値段を確認し、自分の思っていた値段と違えば、商品棚まで確認に行く。

それで自分が正しければレジないしサービスカウンターに行き、差額を返金してもらう。だけど、男性客のような場合「安くなってないのなら今日買うんじゃなかった・・・」と、何だか悔しくて損した気分になりながらもそのまま購入していた。

 

あの男性客、商品を買うのをやめて返金してもらっていたけれど、何だか気分が悪そうに見えた。あの様子ではたぶん一日ぐらいはそんな気分を引きずるのではないかと想像してしまった。

 

スーパーではメーカーが違う同じ種類の商品が並べて陳列してある。「安売りの時にはどの商品が安いのか、しっかり確認して買わなければ・・・」と、 私も何回か味わったそんな気分を思い出しながら男性客を見送った。