えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

今日もやっぱり・・・

毎週水曜日になると「散歩でもいいから外出したいな」と思います。平日は水曜日だけが何の予定もない日だからね・・・

今日みたいに暖かくて、お天気がいい日には尚更のこと出かけたいと思うのです。

朝の内にライブカメラで確認した富士山はかっこいい雄姿を見せているし、こんなに青くてきれいな空を見ていると、それだけで何だか心がウキウキしてくるのです。

だから今日も朝ごはんが済んだあと、いつものように夫を外出に誘ってみました。すると、速攻で首を横に振るのです。別に富士山を見に行かなくても、近場の散歩だっていいって言うのに・・・

えむこは夫の返事に「面白くない人だね。動かないでいるとますますリハビリが後退しちゃうよ・・・」なんて憎まれ口までたたいてしまいました。

夫のような失語症は「行く」とか「行きたくない」ということは分かるけれど「どうして・・・」という理由までは分からないのです。理由が分かれば、それを解決して出かけることができると思うけれど、今はまあ夫の気持ちが一番だと思い、今日もお出かけは諦めることにしました。

そして、夫はというと・・・

朝は遅く、9時ごろまで寝ていたというのに11時ごろにはもう車いすに座ったままウトウトし始めました。

実は眠くなるのも、気力がないのもケイレンを抑える薬の影響が大きいのでしかたがないことなのです。それでもえむことしては、夫と2人で人生を楽しみたいと思うから、いつも誘ってしまうのですよね。まあ、夫がその気になるまでは諦めず、誘いながらもじっと待つことにしようとは思っているのですが・・・

 

そうそう、この間の記事で一人で散歩に出かけた後、とってもいいことがあったと書きました。それは横浜に住む孫娘のHちゃんがママのお母さんと一緒に遊びに来てくれたことなのです。

ママのお母さんが作った大根をHちゃんが抜いたからと、大根2本とヤマサ(地元の有名店)のちくわや蒲鉾の箱詰めをお土産を持ってきてくれました。

なんで、Hちゃんがこちらにいるかというと、ママのご両親は3月3日のひな祭りに横浜に行ったそうで、帰る時にHちゃんも一緒にこちらに来たとのこと。ママと息子は高校の同級生なので2人とも実家はこちらなのです。Hちゃんは4歳にして初めての外泊なんだそうです。えむこは思っても見なかった訪問にびっくりするやら嬉しいやら・・・

とにかく感激・感激だったのです。

このサプライ。多分、ママのお母さんの思いやりだとえむこは思っているのです。夫はデイケアで留守だったので残念だったけれど、我家でしばらくお絵かきをした後、家の前の公園でばあちゃん2人を相手に元気に遊び、ママの実家に帰って行きました。

そうなると、絶対にお礼状の出番ですよね。

外出しないのなら夫にも手伝ってもらわなくてはと、夫が以前描いた絵手紙の中から意見を聞いてまずは大根の絵手紙を選びました。えむこがPCで加工して夫のOKが出るまで字を書きました。

それにしても字が下手だね~。

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切手も「どれがいい?」と夫に意見を聞いて決めました。考えること、それも夫のとってはリハビリだと思うから。

いつものようにお昼寝の最中に、宛名の側に嬉しかった気持ちや感謝の気持ちを書いて投函してきました。

ハガキは明日には着くと思うけれど、Hちゃんに会えるのは多分今度は春休み。早く会いたいな・・・

だけど、夫にとっては今日もいつもと変わらない1日だったのでしようね。