えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

夫の誕生日

今日は夫の誕生日。

とはいえ、朝起きた時に「お誕生日おめでとう!!」と言っただけで、えむこは何にも特別なことをしていないのです。

子どもたちもウンでもスンでもないし・・・

夫が倒れる前までは、毎年お寿司屋さんに行き、2人だけで誕生会をしていたのですよ。時々行くお寿司屋さんからいつも案内ハガキが届くので。

そのお寿司屋さんには倒れてからも義母の法事で2回ほど行っているけれど、車いす用の駐車場もトイレもないから夫と2人だけではちょっと心配で行けません。

それで今週に入ってから、車いす用の駐車場もトイレもある近くのお寿司屋さんに行こうと思っていました。でも、あいにく今週はお天気が悪く、行く機会がありませんでした。

ホントは誕生日当日の今日行けると一番よかったのですが・・・

午前中は介護ベッドの交換があり、それが終わった頃には今にも雨が降出しそうな空模様。しかも、13時からは訪問リハビリがあるので昼食の時間を遅らせるわけにはいきません。夕方は昔から知合いの近所のおばさんが亡くなったので、えむこは夫の代わりにお通夜です。

雨が降らなければ明日の昼に誕生会でもいいけれど、過ぎてしまえばえむこの事だから「まあいいっか・・・」ってなりそうです。

でも、考えてみれば「これも誕生日プレゼント」と、思うことが2つありました。

1つは孫の動画を見ることができたこと。

今朝、長男がフェイスブックに下の子(孫)の動画をアップしていました。フェイスブック上では長男とえむこは友達だから、長男はえむこがその動画を見ることも、父親に見せることも知っています。「誕生日だから孫の姿を見せてあげよう」なんてことではないと思いますが、その動画を見る夫の目はパソコンに釘づけ。そして、嬉しそう。だから、これは「長男からの誕生日プレゼント」ということにしておきましょう。

そして、2つ目はご近所のSちゃんが庭で採れたスモモを持って来てくれたこと。

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パックに入りきらず、ビニール袋にこぼれるほどのスモモです。

Sちゃんはご近所といっても特別な存在です。新興住宅地のようになってしまった我家の辺りで数少ない昔からのご近所さんなのです。それこそ、小学校に上がる前から遊んだような間柄だから、心が許せるのでしょうね。この間、ホタルを見に行った日にも杏とビワを持って来てくれたSちゃんです。

玄関先まで顔を出した夫にSちゃんが声をかけてくれると、夫の顔はみるみる笑顔になってホントに嬉しそう。最近一番の笑顔だったような気がします。

そして、頂いたスモモを出しては眺め、眺めてはしまい、また違うスモモを出しては眺めていたのです。

何だか絵を描きたそうな感じだったけど、そんなことはないかな・・・

これは以前夫が描いたものです。関係ないことだけど、この頃、あちこち一緒に行っていたんですよね。 

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今日の誕生日、えむこは何にもしてあげなかったけれど「いい誕生日になって良かったね」お父さん。