えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

毎度のパターン

昨夜帰省した長男は、もう10時30分には彼女の実家に行く予定でした。長男家族が別々に帰省した時は、えむこが長男を彼女の実家まで送って行くか、彼女が我家に来るかのどちらかです。

彼女の実家までは車なら30分もかからずに行けるけれど、市電やJRを使うと多分1時間以上かかると思います。正三角形の1辺の距離で行ける所を残りの2辺を使って大回りして行くようなものだから。それで、今回はえむこが10時頃夫と一緒に送って行きました。

 

昨夜、家に着いたのはもう11時30分ごろのこと。長男にもホタルを見せたくて、帰り道に少し寄り道をしたからね。

夜中の2時頃まで色々話しはできたけれど、昨日えむこが長男のためにしたことはお風呂を沸かして、布団を準備しておいただけ。そして、今朝はご飯を炊いてみそ汁を作り、あとは生野菜たっぷりのサラダと卵焼きと海苔で朝食の準備。そして、食後にコーヒーを入れただけ。10時に家を出るとなるとそのぐらいしかできないのです。

帰ってから「手作りのヨーグルトもあった。果物が大好きだからと甘いスイカも残しておいたんだった。頂き物のビワもあった。息子の大好きなアイスもあった。」なんて思ったけど・・・

今日は彼女の家。そう思うとえむこはいつもちょっとだけジェラシーを感じてしまいます。もちろん、顔にも言葉にも出しませんけどね。

息子を送り、ご挨拶だけして帰ろうとすると、彼女のお母さんは車で待っている夫を見て、すぐに下の孫を抱っこして夫に見せに来てくれました。そして、彼女にも上の孫にも会うことができました。

彼女のご両親はとってもいい人たちで、息子のことをとってもかわいがってくれています。でも、えむこはやっぱりちょっとだけジェラシーかな・・・

夫が元気だった頃、えむこがわざとのように「やきもちが焼けちゃうな」と言うと「自分の息子をかわいがってくれて、歓待してくれるなんて、そんな有難いことはないじゃないか」と言うのです。そんなことは百も承知なんだけれど、母親の気持ちだから夫にはそのぐらいのことを言ってみたいのです。

 

息子を彼女の実家に送り、家に帰るとすぐに訪問リハビリです。リハビリが終わり、昼食を済ませると、夫はすぐにお昼寝です。その後のえむこは毎度のパターンでもう無気力状態。何にもやる気が起きなくなってしまいました。

 

親って子どもたちに楽しい思いをさせてもらった分だけ、寂しい思いもすることになっているのでしょうか。

えむこは息子が元気で幸せならばそれでいいと思うようにはしているのです。それ以上望んではいけないと思いますから。

息子が幸せでいられることは彼女が幸せであることが一番なんですよね。そして孫たちも、彼女のご両親も幸せであること。だから、やっぱりジェラシーは封印しておかないとダメなのです。

息子が帰省するとすごく嬉しいのに、いつもこんな気持ちのくり返しです。

いい加減「心の底から子離れしないといけない」と思うけれど、やっぱり無理なことだとも思います。親子なんだから無理に決まっているし、子どもたちのじゃまさえしなければいいと思うのです。ホントは「子離れなんてくそくらえ!!」って叫びたいような気持でいるのですよ。でも、やっぱり子どものためには本音ではなく建前でいかなくっちゃ・・・