えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

お迎えは後にして

ゴールデンウィーク後半の今日、我家はいつもと変わりない1日の始まりだった。

 

私は起きるとまず、昨夜作っておいた根昆布水を飲む。それからやかん一杯のお湯を沸かす。そして、新聞を取り出し、メールをチェック。

お湯が湧いたら、我家にはポットというものがないので勤務していた頃に使っていたステンレス製の水筒3個にお湯を入れ、自分のためにインスタントコーヒーを入れる。

そして、夫が目覚めるまでのひとときを楽しんでいる。

 

夫が目覚めると熱いタオルを準備し、身体拭きと着替えの介助。そして、洗濯機を回しながら朝食を摂る。

今日の朝食はクルミ入りのデニッシュパンを焼き、卵焼きとサラダと自家製ヨーグルト。それにカリタで入れたコーヒーだった。

 

今日は休みだからと、私は台所の片付けもせず洗濯機が止まるまでテーブルで本を読んでいた。夫はというと、新聞を眺め、静かな静かな時が流れていた。

 

洗濯機が止まり、庭に出ると、公園では小学生ぐらいの男の子と父親らしき人がキャッチボールをしていた。

そんな光景を見ていたら、我家の子どもたちが小学生頃のゴールデンウィークはいつも自宅前の公園だったことを思い出した。ただ、キャッチボールの相手は夫ではなく私だったけれど。

 

洗濯物を干し終え部屋に戻ると急にお腹が痛くなってきた。

トイレに駆け込み(汚い話しで申し訳ない)・・・

だけど、腹痛はなかなか治まらない。それどころか嘔気まで出てきた。肩の辺りから上半身は熱くなり、冷や汗まで流れ始めた。鏡を見なくても明らかに顔面蒼白といった感じだ。

一旦トイレから出て夫のベッドに横たわったものの、気持ちが悪くて寝てもいられない。立っているのも辛いし、座っているのも辛い状態。

今度はビニール袋を持ってトイレに入るが、上半身が熱くなったり、冷や汗が出たりと、定期的にくり返し、一向に良くならない。しばらくトイレに籠っていると、これ以上出るものがないいうところまで上から下から・・・

それでやっと、腹痛も嘔気嘔吐も冷や汗も落着いたのだ。

苦しむこと約1時間。もう昼食の時間だった。

 

我家では、自分は食べなくても夫には準備をしなくてはならない。で、簡単な昼食を作って食べてもらった。

その時点ではもうだいぶ体調は戻っていたけれど、夫のベッドでしばらくおとなしくしていた。

 

14時ごろになると、夫が眠たそうな表情になった。

仕方がないのでベッドを明け渡し、私は隣の部屋でゴロゴロとしていた。

 

夫と違うものを口にしたのは根昆布水とインスタントコーヒーだけ。何が悪かったのだろうと、体調不良を起こした原因を色々考えてみた。

 

そういえば昨日、いつもだったら夫が床に就いてからすぐに風呂に入り、湯上りに根昆布水を飲むのだけれど、昨日は風呂に入る時間が23時過ぎだった。で、根昆布水もその後に飲んだ。その上、なかなか寝つけず夜中も2回ほど起きた。そして、朝は早かった。

寝不足もあったのだろうけれど、根昆布水を飲む時間がいけなかったのだろうか・・・

はっきりした原因は分からないけれど、だんだん無理がきかない年齢になっていることだけは確かだ。

 

今日は1日おとなしく過ごして体調は戻った。だけど、腹痛と嘔気嘔吐と冷や汗が出た時にはこのままどうかなってしまうのだろうかと不安になった。そして、私より不安そうな夫の顔を見たら気の毒になってきた。夫の頼りは私一人なのだから・・・

 

連休明けは夫の母親の3回目の命日だ。

仏壇に手を合わせ「お義母さん、どうか息子より先に私を連れに来ないでね」と手を合わせた。

それより無理をしないで規則正しい生活を送ることの方が大事だとは思うけれど。