えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

解放された自由な時間

今日は夫のデイケア日。

先週の木曜日は定期受診のためにお休みしたので一週間ぶりだ。

夫には悪いと思いながら、私は久しぶりに開放感を味わった。

 

夫が健康だった頃、私は夫に対し「今日は私は独身で~す。一人にさせてくださいね・・・」とか「今日の私は自由人」と言いながら、一人で好き勝手なことをしていた。時には「うるさいよ」という言葉でさえ平気で吐いていたぐらいだ。

だけど今は「解放された」とか「自由になれた」という言葉は何だか罪悪感を感じて口にすることができないのだ。

それでも出かけてしまうと、先ずは大きな伸びをして、それからじわじわと心の中で開放感を味わい始めるのだけれど。

 

 とはいえ、自分のことばかりをするわけではない。

今日だって、夫の用事を2件と、いつものように食料品の買出しはしなければならないのだから。

 

夫の用事を済ませ、スーパーに寄ると、朝が早かったせいか、まだ10時30分頃だった。

思ったより早くに用事が済んだので「昼食は何を食べよう・・・」とか「午後からは庭仕事でもしようかな」等など、考えながらゆっくり買い物をしていた。

すると携帯電話が鳴り、出るとJ子さんからだった。

 

J子さんも外出中で、出先から「12時頃には帰れそうだけど、空いていればランチでもどうかしら・・・」という電話だった。

私は思いがけない誘いに嬉しくて、もちろん快諾した。

で、12時に駅に着くというJ子さんを迎えに行き、帰りの道中でランチをすることにした。行先は13階の展望レストラン。私は初めてのところだった。

 

もう13時近かったけれど、ものすごく賑やかで、残念ながら窓側の席はいっぱいだった。それでもさすが13階。とてもいい眺めだった。

 

画像はないけれど、食べたのはお弁当ランチ。メインが豚の生姜焼きのお弁当にスープとドリンクバー付。スープとドリンクを2杯飲んだら、二人ともお腹がはち切れそうになってしまった。

 

レストランを出てから、回廊式の廊下を廻って見た眺め。

左に見えるのは豊川(とよがわ)

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お天気が悪いだけでなく、今日は黄砂も飛んでいるらしい。

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我家はどのあたりか写真ではよく分からないけれど、真中奥の辺りか右の奥の辺りだろうか・・・

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快晴ならばもっと素晴らしい景色を楽しめただろうけれど、それでも十分素敵だった。

 

このレストラン、階段を数段上るフロアもあるけれど、フラットになっているフロアも あった。入口を出た廊下のところには夫にとって使いやすいタイプの多目的トイレもあった。

「ここなら夫と一緒でも大丈夫そうだ」そう思うと、来るか来ないかは別として、世界が広がるような気がしてうれしくなってくるのだ。

解放された自由な時間を楽しみながらも、こうしたことばかりを考えてしまうのは、やっぱり縛られているのだろうか・・・