朝、離れに行こうと走っていた。すると、南面道路にEさんがトラックを止め、車から降りる姿が見えた。
夫はトイレの真っ最中。
私はかなり慌てていたので「すぐに来ます」と声をかけ、離れに走った。
離れから出て家の前に戻ると、そこにはもうEさんの車はなかった。その間、わずか数分のことなんだけれど。
ひょっとして、西面道路に車を移動したかもしれないと思って見に行ったけれど、そこにもEさんの姿はなかった。
私が「すぐに来ます」と声をかけたから、今日は用事があると思い、帰ってしまったのかもしれない。まあ、用事には違いなかったけれど、大きな声で人には言えないだけで、数分ですむようなことだったのです。
「Eさんが来たけど、帰ってしまったみたい。また来るかもね」と、トイレを済ませた夫に言い、私は洗濯物を干すために庭に出た。
すると、物干し場の軒下に冬瓜が4個とかぼちゃが1個置いてあった。それはEさんが持ってきてくれたものだとすぐにわかった。
う~ん。冬瓜まるまる4個。
冬瓜は大好きだし、切らなければ冬までもつと言われている。切ったとしても、冷蔵庫なら数日は大丈夫だし、冷凍もできる。だけど、我家に大きな冬瓜4個もなんて、どうしましょうの世界だ。
実は、この間いただいた冬瓜も大きすぎて、まだ切っていない。4軒ぐらいで分けても多いぐらいの大きさだから。
勤めていた頃には、職場に持って行けば、何でもすぐにはけたので、困ることはなかった。だけど今の私は、おすそ分けに行きたくても自由に動けない身。
しかもこの間「弟の所にもあげて」と、Eさんから言われて届けた時の感触を思うと、弟の所にはおすそ分けできないかもしれない。
まずは貰ってくれそうな所に電話して、大きい方の冬瓜から切って片付けなくては思う。でも、私が電話できるところは、夫の姉と弟、私の兄、友人のJ子さんとT子さんぐらい。YちゃんはEさんの義妹だから、そこはダメ。
冬瓜は好きだから嬉しい。家計も助かる。だけど、正直今はちょっと困惑気味。
何でも適量がいい。せっかく持ってきてくださったのに、そんなことを言ったら悪いけれど。とはいえ、せっかくの頂き物。おすそ分けをできるだけして、後は傷めないうちにせっせと食べなくては・・・