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えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

願いをきいてくれると信じて

木曜日に孫が入院したと聞いてから、我家と実家のお墓参りに行きたくて仕方がなかった。

お墓参りの時にはいつも心の中で近況を話しながら、感謝の気持ちを伝えてくるのだけれど、今回ばかりは義父や義母、私の両親、そしてご先祖さまに孫のことをお願いに行きたかったのだ。「心臓に後遺症が残ることなく、1日も早く回復しますように・・・ どうか見守っていてくださいね」と。

それなのに、この間の月曜日は台風18号のために行くことができなかった。今度行けるのは明日の木曜日。毎日お仏壇には手を合わせているけれど、少しでも早くお墓にも行きたいと思うのだ。「困った時の何とか頼み・・・」なのかもしれないけれど。

 

今日は水曜日。夫の訪問リハビリもなければデイケアの日でもない。我家では何の予定もない日なので、夫が一緒ならば行こうと思えばどこにでも行ける。

だけど、夫と二人だけでお墓参りに行くのはとても大変なのだ。例えお花とお水を持っていなくても、お墓とお墓の間の狭いところを車いすを押すだけでも至難の技なのだから。ほんとは一緒に行けるといいとは思うのだけれど。

 

でも、一緒にお花を買いに行くことはできる。それで車で10分弱の産直スーパーまで出かけた。すると残念なことに定休日だった。明日お墓に行くのなら諦めようと思ったけれど、そこは根性。車で30分ぐらいのところにある隣の市の産直スーパーまで行くことにした。

そちらの方が商品はたくさんあるし、花は何十倍もの量がある。しかも安い。それに数年前に建て替えたばかりなのでとてもきれいで多目的トイレも備わっている。以前はお気に入りで時々行っていた所なのだ。

 

2軒分のお墓のお花を選び、ついでに野菜をカゴに入れレジに行こうとすると、夫が野菜の苗や鉢植えの花が置いてあるコーナーへ行こうとした。かごを持ちながら片手で車いすを押しそこに行くと、夫はシクラメンの鉢を指さした。これは欲しいということだ。

シクラメンでは腹の足しにはならないけれど「これ一鉢で夫が春まで楽しめるのなら安いものか」そう思ったら「まいいか」と、買うことにした。

シクラメンが私の願いを聞いてくれるかもしれないし・・・

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買物を済ませて家に戻ると、もう13時を過ぎていた。

いそいで昼食を済ますと、夫は大あくびをしている。おそらく2時間ぐらいはお昼寝をするはずだ。

夫は寝る前、私に「お昼寝中にお墓参りに行ってもいいよ」と意思表示してくれた。「すぐにでも行きたい」という私の気持ちがきっと伝わったのだと思う。私はちょっと心配だったけれど、明日を待たずに行ってくることにした。

 

先ずは我家のお墓参り。もちろん本堂にもお参りをして。次は実家のお墓にまわりお参りをした。

どちらも同じように近況を伝え、孫のことをお願いした。「心臓に後遺症が残ることなく、1日も早く回復しますように・・・ どうか見守っていてくださいね」と。

 

今の私は、見るもの全てに手を合わせてお願いしたくなってくる。神さまにも、仏さまにも、ご先祖さまにも。シクラメンや欠けていくお月さまや、姿を現してくるお月さまにさえも。藁にもすがりたい気持ちでいるものだから。

でも、きっと私の願いをきいてくれると信じている。いや、きいてくれると信じたいのだ。