年末になると、新聞や雑誌にやたら掃除の特集が増えるような気がするのです。
昨日の朝日新聞の生活面にも「家のしごと相談所」というコーナーに「さわやかトイレ 死角も優しくブラシを」と題して、トイレ掃除の事が書いてありました。
「死角にきっちり手を伸ばすことが、トイレ掃除攻略のカギです」と。掃除の方法もあらゆるところで聞いたことばかり。「ついたらすぐ取るのは基本。汚れがついてなくても1日1度、さっとふくと、防げます」汚いものにふたをしない前向きな姿勢が、トイレ掃除の極意のようだ。と・・・
「そんなことぜ~んぶ分かっとるわ~い。だけど、できないの・・・」と心の中で呟きながら、読み終えました。
えむこだって毎日掃除はしているのですよ。まあ便器の中と便座と蓋、それに床の一部と手洗い器、ペーパーホルダーの蓋ぐらいなんだけどね。しかもをちょこちょこっと拭く程度。タンクの裏や側面、タイルの床も奥の方がちょっと汚いなあと、この間から気になっていたところでした。
そして今日、外は雪でも降り出しそうなお天気で、冷たい風が吹いています。こんな日は「どこかに出かけよう」という気持ちも湧いてこないし、母屋の掃除なら夫がいる日でもできるからと、トイレの大掃除をすることにいたしました。
えむこの場合、埃はアレルゲンだから、しっかりマスクで防備して開始です。
「トイレには それはそれはキレイな 女神様がいるんやで だから毎日 キレイにしたら 女神様みたいに べっぴんさんになれるんやで・・・・・・」なんて鼻歌を歌いながらね。
植村花菜さんのトイレの神様、この部分しか歌えないので、同じところばかりをくり返し、くり返し・・・
それで、成果はまずまずかな~。
汚いのは目立つけど、キレイなのは当たり前で、ましてや古いトイレだから、そんなに際立ってキレイになったって気がしないのですよね。
でも、お昼寝から目覚めた夫がトイレに行った時「今日はトイレの大掃除をしたんだよ」って話したら、「えっ?」ていう顔をして、後ろを振り向き「お~!!」だって・・・
やっぱり、気になってたんだね。そして、キレイになったってことでしょう。まあ、満足、満足。
そういえば、えむこは「トイレの大掃除」というと思い出すことがあるのです。
それは昔、子どもにトイレ掃除をしてもらったことなのです。
当時、子どもにお金で家事をさせていた友人がいて「お金で釣るなんて、良くないんじゃない・・・」と思ったことがあるのです。お手伝いするのは当たり前だと思っていたからね。
えむこもそう思いながらも、当時小学校の高学年だった二男にトイレ掃除の経験をさせたくて「500円でトイレの掃除をしてくれない」と頼んでみたのです。
二男はすぐにOKの返事。当時、小学生に500円といったらいいお金だものね。そうしたらピッカピカにしてくれたのですよ。えむこの掃除よりずっと丁寧でしたね・・・
えむこはもちろん大喜びして、二男を褒めまくったと記憶しています。あの経験は双方に500円以上の価値があったと思いましたね。
そんなことを思い出しながら「また誰かやってくれないかな~」なんて・・・
二男は今なら500円じゃあ、やってくれないよね。