えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

睡眠不足

夫が倒れる前まで、えむこは寝だめも食いだめもできると思っていました。

それが最近、どちらもできなくなってしまったようなのです。特に寝だめはダメですね。それなら早くに寝るとか、夫のお昼寝に合わせてえむこもお昼寝をすればいいと思うけれど、それもできないのです。だから、今のえむこは慢性の睡眠不足状態に陥っています。

夫は倒れる前の数年間、母の介護をしていました。その時「今日は夜中に2回起きた」「今日は3回だった」「2時ごろから眠れなくなったのでラジオを聞いていた」とよく言っていました。

その当時、えむこは働いていたので「休みの前日ぐらい変わろうか?」と言っても、夫は「自分がするからいいよ」と言い、母も「M雄がするから大丈夫よ」と夫の介護を喜びました。夫が不在の時にはえむこの介護を受け入れていたので、決してえむこがイヤというわけではないとは思っているのですが・・・

当時の夫は自営業とはいえ、仕事をしながらの介護だったのでかなり睡眠不足だったと思います。

今のえむこは当時の夫と同じように、毎日夜中に2回~3回は夫のトイレ介助で起きています。夫はトイレが済めばすぐに寝息をたてて気持ちよさそうに眠るのですが、えむこは1回起きるとその後はなかなか眠れません。それでも目を瞑り、横になって体は休めるようにしてはいるのですが。

夫は昨日、日中にお通じがありませんでした。そして夜中の3時前、トイレを指さし「大・大・大・・・」という感じでえむこを起こしました。えむこは慌てて飛び起き、夜中なのでポータブルトイレを設置し、座ってもらいました。

結局、出なかったんだけど、30分以上座っていたのです。

そうなると、もうえむこは眠れません。床に就いてからもなかなか寝付けず、やっと1時間半ぐらい寝たところだったのです。それからまた眠れず、やっと寝付いたと思ったら2時間ぐらいで起床のアラームが鳴りました。今日は夫のデイケア日なのでアラームがセットしてあるのですよね。睡眠時間は3時間半ぐらいだったでしょうか。

本来は8時間から10時間ぐらい寝ていたいえむこにとっては今日は睡眠不足がピークの状態になってしまいました。

夫は送迎車のお迎え時間にもトイレから離れられず、今日もえむこが送って行きました。

夫をデイケアに送り、帰ってきてからのえむこは買物だけは済ませたものの、今日はもう何もすることができません。

午前中は和室でゴロゴロ。午後からはテレビをつけて夫のベッドに潜り込み・・・

それでも、知らず知らずのうちに夢の中に入り込んだようです。

久しぶりにお昼寝ができたえむこは、ちょっと元気を取り戻しました。

せっかく自由になれる時間にお昼寝なんてもったいないと思うけれど、誰も変わってくれる人がいないのだから、睡眠不足の時には、お昼寝ができてもできなくても横になって寝る努力が必要なのかもしれません。

睡眠不足は万病の元だから、免疫力が下がり細菌の標的にならないような努力はしておかなくてはなりません。

夫の介護がえむこの晩年の使命だと思えば、病気になんかなっていられないからね・・・