えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

放ったらかしでは

今日も朝から暑い暑いと言いながら、私は精力的に動いていました。朝は夫が起きる2時間以上前から、夜は夫が寝るまで。

明日中には家をきれいにしておきたいとおもうからね。

そうやって、始めると次から次へとやりたいことが増えてくるのです。

 

夫が倒れる前までは母屋は夫と母の管轄。掃除も片付けも手出しはしていませんでした。倒れてからは私の管轄になったものの、そんな時には掃除や片付けどころではありません。だから「いつからの汚れ?」と思う所がいっぱいあるのです。

いくら週末に長男家族が帰省するとはいえ、家の汚れが目に付くようになったとか「きれいにしたい」と思うようになったということは、夫に障害が残ってしまったけれど、二人の生活が落着いたということだと思います。だからいいこと。頑張れるのでしょうね。

 

今日の目標は仏間の片付けと離れの掃除です。

するとまず、仏間のカーテンの汚れが気になりました。それで、仏間以外のレースのカーテンまで全てを外し、洗濯しました。

実はサッシやガラスの汚れもかなり気になっているのですよね。明日、頑張ってしまいそうなぐらいに。そんなわけで、今日は朝から洗濯機を何回も回しては干し、仏間をきれいに片づけました。

 

その間、夫はというと放ったらかし。もちろん、何をしていても夫のトイレだけは手を休め、介助はしていましたけれど・・・

でも午前中に、作業をしながら夫を見ると、夫は机に突っ伏し寝ているみたいな状態です。

ホントは水曜日は何の予定もない日なので、二川本陣に行こうと思っていたのです。少しぐらい掃除を中断しても大丈夫だから・・・

二川本陣では今「葛飾北斎展」を開催中です。この企画展、何回も観ているけれど、絶対に行きたいと思っているのです。でも、「葛飾北斎展」は9月1日まで開催しているので今日の所は意識的に夫を誘いませんでした。

 

昼食を食べると夫はいつものようにお昼寝です。そして、起きたのは15時30分ごろ。私は離れの片付けを夢中でやっている真最中でした。

夫が目覚めれば、おやつと水分補給だけは欠かせません。

おやつを食べた後、夫は外を指さし外出したいと私にアピールをしました。だけど私は「外に出たら熱中症で倒れてしまいそう・・・」と、それを拒みました。

夫は自分一人で外出することも、トイレに行くこともできません。生活の一部始終を私に委ねている夫が外出したいと言ったのです。そう思ったら、やっぱり外出しなくてはなりません。

それで夕食後「散歩に行く?」と誘ってみました。夫は即、OKの返事です。外出したかったのでしょうね。

夕食が済んだのは18時前。

もちろんそれから出かけましたよ。いつもの散歩コースを約1時間強。でも、疲れましたね。汗だくだくです。

まあ、日中放ったらかしていたので罪滅ぼしといったところでしょうか。

夫はそれでも満足してくれたと思います。帰ってから、トイレを済ませ、シャワー浴をして、私はホントにぐったりだったけれど・・・

やっぱり夫には刺激が必要。放ったらかしはいけないですよね。