えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

自分自身に言い聞かせて

長年住んでいると家もあちこちガタが出てくる。家だけでなく使っているものも含め全てのものに。

 夫が倒れる前は「ここがおかしいよ」とか「壊れているよ」とか「使いにくい」といえば、夫がなんでもやってくれた。

職業柄、大工仕事も左官仕事も塗装も水道に関することも、何でもできた。それどころか朝食も作ってくれていたし、ゴミ出しもしてくれていた。

それが今では全てが私の仕事だ。もちろん、お金を出して業者に依頼する方法もあるけれど、私も手伝っていたから大抵のことは一通りできるつもり。

 

先回のお題は「今年やっておきたいこと」だった。今年でなくてもいいけど、やっておきたいことというより、やらなければならないことが山ほどある。すぐにやればいいのに「やらなければ・・・」と思いながらも放ってあるから、いつも頭に残っていて、そこを見る度にイライラしてしまう。

 

山ほどある「やらなければならないこと」は・・・

車いすの車輪があたり、穴が開いてしまった壁の修理が2か所。材料はとっくに買ってあるのにできないでいる。

トイレは手すりの修理と、水道の水漏れ。たぶん、水道の蛇口とホースをつなぐ部品を取り換えればいいだけ。でも、これはホームセンターまで買いに行かないと我家には置いてない。

外の水道が2か所あるけれど、洗車用の水道も同じでホースと蛇口をつなぐ部品が壊れている。園芸用の水道はこの間から少しづつ水が漏れている。しばらく原因を探っていたらこちらはどうやらパッキンが悪いみたい。

洗面台の混合水栓もお湯側の蛇口を開くとお湯が噴き出る。外して確認するとパッキンが切れていた。パッキンを交換しようとしたけれどメーカーのパッキンでないとダメだった。蛇口を閉めている時には漏れないから、今はとりあえず漏れたまま使っている状態。

洗面台だけは業者に依頼したけれど、後は自分でやろうと思っている。

だけど、こんなにいっぱいあると思ったらため息が出てきてしまう。あ~・・・って感じ。

 

「早くやらなければ・・・」と思っても、今の私はお誘いがかかれば飛んで行ってしまう。社会とのかかわりがなくなってしまったから、なるべく誘ってくれる時には出かけたいと思っているから。

実は今日もお誘いがかかり午前中は出かけていた。それでもトイレの手すりだけは何とか修理ができた。

 

今日は旅行のお土産を持って兄が来てくれた。その時、ホームセンターに行く用事があるからと、修理に必要な部品を買ってきてくれると言ってくれた。

修理が必要になった時、業者に依頼するか、放っておくか、自分でするか、選択肢は3つある。業者に依頼するのが一番簡単だけどお金がかかる。だからといって放っておけないなら自分でやるしかない。

兄が部品を買ってきてくれれば今年のうちには全てできるだろうか。

やってくれる人がいるってホントありがたいことだと思う。

兄が部品を買ってきてくれるだけでもこんなにありがたいのだから。

今まで何でもやってもらったのだから、これからは私がする番なのかも知れない。

だから、夫の介護ぐらい気持ちよくやってあげなくてはと思っている。まあ、これは自分自身に言い聞かせているんだけれど・・・