えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

何でも刺激

毎週、水曜日になるとどう過ごそうかと考える。

予定のない日はボ~と過ごしても一日は過ぎていくけれど、それだとやっぱり虚しくなることがある。だから、いつも朝食を食べながら夫にどう過ごしたいかを聞いてみる。

実は明日は私たち夫婦の結婚記念日。

それで、「明日は結婚記念日だから、何かおいしいものでも食べに行こうか?」と聞いてみた。「お寿司か奥浜名湖国民宿舎はどう?」と。

夫は首を傾げて考えている。

「じゃあ、富岡鉄斎展を観に行く?」と。すると、今度は速攻で頷いた。

昨年11月に「高村光太郎展」を碧南市藤井達吉現代美術館に観に行った。その時、次の企画展が「富岡鉄斎展」だと知りパンフレットが貰ってあったのだ。

美術館までは我家から1時間40分ぐらい。高速を使うところではないのでトイレと食事がちょっと心配。だけど、そんなことを考え出したらどこにも出かけられない。

前回は蒲郡市の市民館でトイレを借りたけれど、アピタもあったし、イオンもあるはず。ドラッグストアもホームセンターもあったと地図を頭の中でぐるぐると思い出していた。昼食は美術館まで持たなければコンビニでおにぎりを買って食べてもいいし・・・

私たちは朝が遅いので、出かけるのがどうしても遅くなる。それでも11時頃には出発した。

蒲郡に着いたところで「そういえばラグーナがいいかも・・・」と思いついた。

そこなら、トイレ休憩もできるし昼食も摂れる。昼食を食べればたぶん駐車料金も無料になると思う。

ラグーナというのは三河湾に面したところにある「ラグーナ蒲郡」というテーマパークのこと。

そこに寄って大正解だった。

もちろん、車いす用の駐車スペースも完備されていて、駐車場からは青くキラキラと輝いている穏やかな三河湾を眺めることができた。近くには多目的トイレもあり、トイレはきれいで右麻痺の夫にとってはとても使い易いトイレだった。そして、昼食はお寿司を食べることができたので私は大満足だった。

でも、そこが目的ではないのでトイレ、食事、またトイレと1時間弱の滞在で目的地へ。そして、到着は14時ちょうど。

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富岡鉄斎展については「やっぱり肉筆は違う」というぐらいのことしか私には言えない。だけど、見応えは十分あったと思っている。

内容については興味があればこちらで。

 http://www.city.hekinan.aichi.jp/tatsukichimuseum/temporary/tessai.html

 

絵を観た後はやっぱり喫茶室でティータイム。今日はケーキセットは一つにして、ケーキははんぶっこ。ふわふわのシホンケーキがとってもおいしかった。

身も心も満足・満足という状態で、帰りはノンストップで帰ってきた。

 

夫にとっては外出するだけでも刺激。初めてのラグーナも車いすで行けたという嬉しい刺激。富岡鉄斎展も刺激。喫茶室でのティータイムも刺激。

一日丸々全部が刺激だったと思うと、よかったよかったと顔が綻んでくる。