あと数日で消費税が上がる。
かといって、我家では増税前に何かを買う予定もなければ、日用品の買いだめもしていない。
それどころか、買いたくてもいつも買っていた物が店頭から姿を消し、欲しくても買えないでいるぐらいだ。
例えばトイレットペーパーとトイレに流せるおしり拭き。
トイレットペーパーは安いシングルタイプ。
同じメーカーのダブルはあるけれど、シングルはもう1ヶ月ぐらい入荷がないのだ。
トイレに流せるおしり拭きも同じ。割高のものはあっても今まで私が買っていた物はやっぱり1ヶ月ぐらい店頭にない。
我家では1つ予備が置いてあり、その予備を使い始めた時点で1つ買うようにしている。
おしり拭きは2個セットのものを買っていた。そして、家で使うものと外出時に使うものがあるのでまだ少しは残っている。だけど、もう買わないとなくなってしまいそう。かといって、割高のものや使い勝手の悪いものを買う気にはならないでいる。
これが消費税増税のために買いだめされ、店頭に在庫がないのかどうかは分からない。
分からないけれど、1ヶ月も店頭に品物がないと、そう思えてならないのだ。
横浜に行く時、ホテルに荷物を宅配便で送る予定だった。
たかが1泊なので、今までだったら送るなんていうことはなかった。
だけど、夫の介助をするためには夜はホテルのナイトウェアよりパジャマの方がいい。
ズボンのウェスト部分を持たないとお互いに大変で、介助する私も裾が肌蹴るととても介助がしづらい。
持って行くものは最低限で行きたいと思う。
車いすの後ろに重いものをひっかけると、夫がトイレに立った時に車いすが倒れてしまうし、私がリュックを背負うと介助がしづらくなる。
そんなわけで、バッグを送るように荷造りし、宅配便の営業所に持って行った。
今までは到着する前日の午後7時までに営業所に持って行けば大丈夫だった。それが今回は届かないというのだ。
その理由が消費税増税前に買いだめしている人が多くて、そのために配送がかなり遅れているとのことだった。
そして「着かなくてもいいのなら送りますよ」と感じ悪い言葉が返ってきたのだ。
もちろん、送るのは諦めて不自由覚悟で荷物を減らすことにしたけれど、こんなところにも消費税増税の影響が出ているのには驚いた。
旅行に行った時、私は今までお土産を買う人ではなかった。
だけど今は、周りの人たちからいつも助けられているにも拘らず、何もお返しができないでいるので最近は買うようになった。で、今回も何人かに買ったけれど、持ち帰れないので遅れてもいいようにと日持ちのするものを購入し、お店から送ってもらうことにした。
だけどこちらは配送の翌日。つまり今日の午前中にはちゃんと届いたのだ。
配達の人に「こちら方面は遅れてないのですか?」と聞くと「めちゃくちゃ遅れていますよ」との返事だった。
私がホテルに荷物を送ろうとした同じ宅配業者だった。
お土産は有名な百貨店から配送した。これは個人のものは遅れるけれど、契約している会社のものは必ず届けるということなのだろう。
ま、社会はそんなものかと思ったけれど、やっぱり気分が悪かった。きちんと届けてもらって文句はないけれど。
旅行前、日程を変更した。
その時普通乗車券は全て6日間の有効期限があると思い込んでいた。それが横浜から新横浜までのキップと新横浜から息子の所に行く在来線の有効期限は1日限りだった。
気が付かなかった私が悪いのだけど、横浜から新横浜までのキップは期限が切れてしまっていた。だけど、新横浜から息子の所に行く在来線は日にち変更ができる。新しいキップを障害者割引で購入したり、切符の日にち変更をするためには緑の窓口で手続きをしなければならない。
それがみどりの窓口は長蛇の列なのだ。こちらも消費税増税前に定期券を購入する人たちがかなりいるようだった。もちろん、春休みの影響もあるみたいだけれど。
ま、30分ぐらいでは手続きできそうもなかったので、私はもったいなかったけれど、諦めて券売機で買ってしまった。
同じものを購入するのに支払う金額が違ってくるのだから、買っておきたい気持ちはものすごく理解できる。
だけど、消費税増税がこんなにいろんなところで影響を及ぼしているのを目の当たりにすると何だか悲しくなってくる。増税した税金は社会保障に当てられると聞けば、その恩恵にあずかっている私たちは肩身が狭い思いでいるものだから。
横浜に出かける前には数輪しか咲いていなかった公園のさくらはたった2日でこんなに咲いていた。
家の窓からもこんな風に見ることができる。
旅行でお金を使ってしまったし、増税にもなる。
まあ、しばらくはさくらを眺めて楽しんで、お金は極力使わないように頑張ってみよう。