朝、ブラインドを上げるとむくげが咲いているのが見えた。それだけで何となく幸せな気持ちになれる朝の始まりだった。
これは何年か前に鳥がくれた贈り物だ。
それまで、鳥の贈り物で困ったことはあっても、うれしいと思ったことはない。だけど、この真っ白いむくげだけはうれしい贈り物だった。
中心まで真っ白なむくげは大好きな花の一つ。品があって、言葉に表せないほどステキな花だと思う。
窓から眺めるとこんな感じ。まだ1輪しか咲いていない。
近くまで行ってアップで1枚。
やっぱりステキだ。
むくげは1日花だから明日にはしぼんでしまうけれど、つぼみがいくつか付いていたからまだしばらくは楽しめそうだ。うれしいなあ。
洗濯物を干しに庭に出ると、少しばかり残した芝生の上にネコの置土産が・・・
ついこの間も片づけたばかりなのにまたやられてしまった。
この辺りにはのらはいないと思う。我が家に遊びにくる子たちはみなきれいで毛並みもいいし、首輪をつけている子もいる。だれがお土産を置いていくのか分からないけれど、片付けながら「お土産はいらないから、遊びに来るならお願いだから自分の家でしてから来てくれるかな・・・」と、そこにはもういないネコちゃんに向かっていつも独り言を言ってしまう。
数年前から、芝生を剥いでしまおうと奮闘している。あと少しだけ残してあるというか、剥げないでいるのはそこに毎年6月になるとネジバナが咲くから。なのに、そこに置土産。せっかく、朝から幸せ気分だったのにいっぺんに「う~ん」の気分になってしまった。まあ、仕方がないか。片付ければいいだけのことだから。