家事の中で何が一番好きかというと、片付け・・・だった。
だった。というのは今は酷い状態なので好きだと言えなくなってしまった。でも、やっぱり本当は今も片付けが一番好きだ。あ、掃除が好きというわけではなく、好きなのは整理整頓みたいなこと。
今朝、夫の歯磨きや髭剃りの介助をしていて、片付けてないシャンプーのボトルを洗濯機の奥に落としてしまった。
我家の洗面所は35年ぐらい前に夫が一坪ぐらいの勝手口の半分に板を張り、そこに洗面台を設置(そこだけはプロが)し、洗面台の上の壁には鏡を張り、その下に必要物品を置けるようにラックを取り付けただけのもの。残りの半分は三和土のままで、そこに洗濯機が置いてある。
洗面台と壁の間には少し隙間があり、気をつけていても歯間ブラシや時には歯ブラシを落としてしまう。落としてしまうとちょっとやそっとでは取れない。で、見ないことにしてしまう。実はだいぶ前に女性用の電気カミソリ(眉や産毛を剃る細いやつ)を落とし、取れずにそのままになっている。
洗濯機の奥も然り。
シャンプーのボトルはさすがにそのままにはしておけない。でも、覗いても見えない。洗面台にしても洗濯機にしても動かすとなると排水のホースがあって、大事だ。
何とか動かさなくても取れないかと洗面台のまわりを片付け、洗濯機の下に箒を押し込んでみた。すると、シャンプーのボトルが奥に押しやられ、何とか取れそうだった。
そこまではいいのだけれど、埃がすごい状態になっていた。ボトルを拾ってから洗面台の裏にも箒を入れて、掃いて、掃いて、掃いて・・・
埃と一緒に歯ブラシや歯間ブラシやフロス、洗濯ばさみも出てきた。それなのに、一番見つけたかった電気カミソリだけは見つからず。
洗濯機の裏も掃いて、掃いて、掃いて・・・
こうなると、もう次いでだ。
洗面台の前のラックも外し、きれいに洗い、洗濯機の上のラックのものまで片付け、大掃除になってしまった。
勝手口のドアも汚れが気になり、ゴシゴシ、ゴシゴシ・・・
もちろん、洗面台も床も鏡も磨き、たった2時間ぐらい掃除をしただけなのに疲れ果ててしまった。
でも、思わぬことから掃除をする羽目になった洗面所や勝手口はさっぱりし、きれいになって嬉しくなった。
その後は、いつものように外回りの用事。
あちこちに出かけ、帰宅すると、出かける時には気が付かなかったけれど、大好きな水仙の花が咲いていた。
これは今日のごほうびだ。
そして、モズも「お帰りなさい」でも「お疲れさま」でもないけれど、定位置で鳴いていた。