えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

小さなことでも大きな喜び

毎日変化のない日常を過ごしていると、些細なことでも大きな喜びを感じるようになります。

どこにも行かず、誰の訪問もなく、電話もかかってこない・・・

そんな日に届いた元同僚S子ちゃんからの絵ハガキ2枚。

絵ハガキを出す時は普通1枚だと思うけど、私たちは同時に2枚、3枚出すことがよくあります。1枚なら切手50円分。2枚なら100円。3枚なら150円。封書ならば80円なんだけどね・・・

それでもいつも封書ではなく、ハガキにNo1とかNo2とか番号まで振って、複数枚のハガキを書いているのです。

そして、S子ちゃんから届く絵ハガキはいつも原田泰治さんとかいわさきちひろさん等など、えむこが喜びそうなステキな絵ハガキばかりです。

それが今回は珍しく唐招提寺の写真の絵ハガキでした。写真の絵ハガキより絵の方がいいっていうことではないのですよ。それはそれでステキですから・・・

唐招提寺に行ったとは書いてなかったけど「行ったのかな~」なんて思いながら眺める絵ハガキ。えむこも夫も奈良は大好きなのですよね。もう何度行ったことでしょう。夫が倒れた年の夏も青春18キップを使って2人で訪れたところですから、ハガキを見ながら夫との話が広がります。言葉は話せないけどね・・・

そして、PCの保存してある唐招提寺に行った時の写真を見ながら、どんどん笑顔になっていく2人です。

ハガキの内容は何気ない日常やその時の思い。仕事の事なんだけど、こうしてハガキをもらうと「繋がってる」って気がして嬉しくなるのです。

それに返事を出せる喜びもありますからね。早速返事を書きましたよ。

まずはハガキと切手選びからです。

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今回選んだのは、三宅恒子さんの消しゴムアートの絵葉書の中から楽器を演奏しているもの1枚。それに使う切手は上段右のディズニーのもの。歌っているみたいに見えるからね。もう1枚は冬のもの3枚の内から夫に意見を聞きました。夫にも参加してもらわなくっちゃ・・・と。

どれを選んだと思いますか。夫が選んだのは真中の冬の富士山の絵ハガキでした。切手はちょっと迷ったけど福寿草を。

「富士には月見草がよく似合う」って太宰治が書いてたけど、月見草の切手は持ってないし、冬の富士山には似合わないからね。福寿草なら冬の花だし、同じ黄色だからまあいいか・・・なんて、いい加減な選び方ですけど。それでも箱いっぱいの切手から選ぶのも楽しい作業なのです。

この箱は50円切手専用の箱です。もう一箱、80円、110円、20円、62円、1円など等入っている箱があるのですよ。

えむこはケチなんだけど、こういう趣味のことにはお金が使えるのです。また、2月1日にはグリーティング切っての発売があるので、こんなにあるのに買ってしまいそう・・・

なんて、話が逸れてしまったけれど、S子ちゃんから届いた絵ハガキから今日は大きな喜びをもらった1日でした。