えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

冷蔵庫の中にはある程度のものがないと

先週の木曜日は夫の定期受診日だった。

回復期リハビリ病院を退院後、手術を受けた急性期病院脳外科外来での内服治療となった。初めは月1回の受診だったのが2か月に1回になり、今は3か月に1回の受診だ。内服治療で血圧も安定しているし、けいれん発作を起こすこともなく落ち着いている。

 

主治医の外来日は月曜日と木曜日。どちらを選んでもデイケア日と重なる。なので、受診日にはデイケアを休むことにしている。

 

夫のデイケア日は月曜日、水曜日、木曜日だ。木曜日に休むと水曜日の夕方から月曜日にデイケアに行くまで私は自由がきかない。

 

日曜日に1週間分の買い物をし、それで土曜日まで賄うという人がいる。でも、私にはそれができない。だから、私の場合は水曜日に買い物を済ませておかなければならない。それでも水曜日の夕食から月曜日の朝食まで賄うのはとても厳しい。

 

夫が倒れる前、私は勤めていた。

その頃はほぼ毎日勤め帰りにスーパーへ寄り、その日に食べたいもの、必要なものだけを買っていた。だから、安売りをしていてもよっぽどでなければ買うこともなかったし、我家の冷蔵庫はいつも空っぽの状態だった。それはスーパーが我が家の冷蔵庫であり、食品庫、倉庫であるという考えだったから。

 

今は自由に買い物に行けなくなったものだから何日分かを買っておかなければならない。だから、冷蔵庫の中には翌日や翌々日に使う肉や魚が入っている。その日に買えば値引きの対象になるだろうと思うと残念だけれど買いに行くことができないのだから仕方がない。そんな生活にやっとのことで慣れた。慣れると、冷蔵庫の中にある程度のものが入ってないと心配になってくる。

 

先週は水曜日に買い物をした。その時点での冷蔵庫内のものは把握し、水曜日夕食・木・金・土・日の4日間の各3食・月曜日の朝食分が作れるようにと頭の中で献立を考えながら買ってきたつもりだった。

それなのに、土曜日の朝には野菜室に残っているのは玉ねぎが2個とキャベツとニンジンがほんの少しだけ。外には白菜が少々。冷凍庫には生シイタケとしめじが少々。卵も1個だけ。ちくわも1本。あと、納豆と豆腐の小さなパックが1つづつ。まあ、冷凍庫には鳥のもも肉やサバのしょうゆ漬けなど、主品になるものは入っていたけれど、野菜が足りない。こんな時に限って切り干し大根も切れていた。

 

冷蔵庫の中がこんなにさみしくなったのは久しぶりのことだった。以前は毎日がこんな風だったのだけれど、買い物に行けないと思うととても心細かった。それでも何とか形にはなったのだけれど。

 

今日は夫のデイケア日だった。

私は5日ぶりに自由の身となれた。やっと買い物に行けると思うと、夫には悪いけれど今日がとても待ち遠しかった。

夫が出かけた後、スーパーに出かけ、両手いっぱい買い物をした。とはいえ、水曜日にはまた買い物ができるのでそれまでのものだけれど。それでも、冷蔵庫に納めながら「これだけあれば大丈夫だ」と思ったら何だかホッとした。