えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

自然の力と持つべきものは良き友

「そうだ京都、行こう。」というJRの宣伝文句があったけれど、昨日の私は「そうだ伊良湖(いらご)、行こう。」そう思い、渥美半島先端の伊良湖岬まで行ってきた。

 

昨日の朝、まだ前日の気持ちを引きずったまま目覚めた。

夫はデイケア日だったけれど、送迎車に間に合わなかった。仕方がないのでデイケアまで送り、一旦家に戻った。そのあと沈んでしまった気持ちを何とかしたいと思うのだけれど、何かをやろうとする気力が起きなかった。やることはいっぱいあるし、庭仕事にしても、片づけにしても、やり始めれば時間が経つのも忘れるほどに没頭してしまうだろうとは思ったけれど。

それがふっと「渥美半島 菜の花祭り」のことを思い出した。畑いっぱいに咲いている菜の花を見ればきっと元気が出るだろう。そんな気がして「そうだ伊良湖、行こう。」となったのだ。

 

でも、昨日は一人で出かける気にはならなかった。友人を誘って付き合ってもらえれば行こう。もしダメなら庭仕事にしよう。そう思って電話をすると、即「行きたい!!」と。友人は同居の息子さん夫婦とのことで胸にため込んだものを聞いてほしかったようで。

 

これは道中で貰ったパンフレット。

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菜の花祭りのメイン会場は地図の下の赤丸印のところ。

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いつもだったら下の赤線にように表浜(太平洋側)の道を通って行くのだけれど、途中でどこを間違えたのか、内海(三河湾)側の道を走ってしまった。

なので、先にランチを食べ、伊良湖岬の先端を歩き、それから菜の花祭りのメイン会場に行くことにした。

 

ランチを食べたのは伊良湖岬の少し手前の食堂。時間は11時45分ぐらいだったので込み合う少し前でちょうどよかった。頼んだのは地元で採れた魚のミックスフライ定食。写真はないけれど、新鮮でボリュームたっぷりでものすごくおいしかった。

 

食堂から数分走ると道の駅「伊良湖クリスタルポルト」 

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ここに車を止めて遊歩道を歩いた。(上の地図の水色の線のところ)

ここから灯台までは0.6Km。恋路が浜まで歩けば1.1Kmだけれど、時間の関係で今日は灯台までとした。

 

真っ青の空に真っ青の海。

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表浜と違い、穏やかな波。

しばらく歩くと神島がみえる。伊良湖から4Kmぐらいらしい。

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伊良湖には何回も来ているけれど、この遊歩道を歩くのは初めてだった。 

いつもは地図の緑色の方を歩いているので、何だか同じ灯台なのに、違うように感じてしまった。でも、海岸淵に立つこの灯台の雰囲気は好きなのだ。

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風はちょっと冷たかったけれど、気分はとっても爽やかだ。

ここまで海を見ながら歩いていたら、沈んでいたことなどすっかり忘れていた。

 

表浜の方までもう少し歩きたかったけれど、今日は時間の関係でここまでとし、菜の花祭りのメイン会場へ向かった。

 

メイン会場入り口。

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平日にもかかわらず、結構な人が見に来ていた。

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花はちょうど見ごろだった。

すべての会場を併せてなのかどうか分からないけれど、1200万本の菜の花が植えられているそうだ。見事だ。

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黄色の花を見ると、いつだって元気が出てくるような気がする。

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 青い空に青い海。そして、黄色の菜の花。どれも見ているだけで幸せな気持ちになってくるのだから「自然の力ってすごいなあ」と思う。

 

帰りにはほかの会場の菜の花を眺めながらドライブ。途中でちょっとステキな喫茶店でお茶を飲み、そしておしゃべり・・・

いつの間にか私も友人もすっかり元気になっていた。自然の力って本当にすごいと思う。それから私にとっては付き合ってくれた友人の力も。