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えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

シャガール展を観に行った

夫はデイケア日以外はいつもお昼寝をしている。

あまり長い時間寝ると昼夜逆転してしまうことがあるけれど、夫は2時間ぐらい寝ても大丈夫。夜は9時ごろには床に入り、夜中もトイレに起きることはあるものの、しっかり眠っている。だから、お昼寝の時間は私にとってはホッとできる大事な時間になっている。なので、午後はよっぽどでない限り出かけることはない。息つく時間が取れないと、私の疲れが倍増してしまうから。

 

だけど、昨日は隣市の美術館で開催中の「シャガール展」を観に行ってきた。本当は午前中に行きたかったのだけれど、夫のトイレ事情で出かけられなかった。いつもだったらそれで双方が諦めてしまうのだけれど、昨日は昼食を済ませるといつもならすぐにお昼寝をする夫が「行きたい」と意思表示をしたのだ。息抜きの時間は無くなってしまうけれど、私自身が行きたかったので出かけることにした。

 

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入り口を入ると、ホワイトボードの立て看板にお抹茶の案内があった。夫はそれを見るや否や「おう、おう、おう」と声を上げ、看板を指さし「お抹茶が飲みたい」と言うのだ。

通常、日曜日は別棟の茶室「心々庵」でお抹茶をいただくことができる。だけど、昨日はシャガール展に合わせ、美術館内のホールでいただけるとのことだった。茶室では車いすの夫は無理だけれど、ホールでなら大丈夫。

美術館に着いたのが2時少し前。お抹茶は3時までとのことだったので絵を観る前にいただくことにした。客は私たち二人だけだったし、夫が車いすだったからなのかわからないけれど、皆さんがとても親切に対応して下さった。それでか、夫は終始笑顔でお茶をいただいていた。そんな姿を見ていたら、私もすごくうれしくなってきた。

 

シャガール展のテーマは -色彩で語る愛ー 

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出品目録によると、展示作品はエッチングリトグラフ を合わせて262点。見ごたえありすぎという感じだった。

シャガールの絵がすごく好きというわけではないけれど、明るくて、やわらかで、何となく温かい気持ちにさせてくれる色彩表現はシャガールならではだと思う。

作品の数が多すぎてちょっと疲れてしまったけれど、地方都市ではこれだけの作品にはなかなか出会えない。夫はどう感じたのかわからないけれど、外出したことだけでも刺激になったことは確かだ。お抹茶も飲めたし、いい一日だったに違いない。

 

これは購入した絵はがき。 

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