えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

知らないうちに直っていた

昨年6月にパソコンを購入した。

それまで使っていたのはWindows7。だったけれど、その前年の10月初めにWindows10にバージョンアップした。だから10の評判は今一つだったけれど迷うことなくWindows10にした。

 

Windows10にはInternet ExplorerMicrosoft Edgeの2つのブラウザが入っていた。「なんでインターネットのマークが2つもあるんだろう」と思いながら両方とも開いてみた。片方はそれまで使っていたExplorer。もう一つはそれまでとは違うEdge。何がどう違うのかよくわからなかったけれど両方を見比べてみるとEdgeの方がちょっとデザインがすっきりしていたのでそちらを使うようになった。

 

数日間は 何の問題もなく満足して使っていた。ところが生協の注文をするためウェブカタログを開こうとすると「Flashplayerの〇〇以上がインストールされているかJavaScriptを有効にする必要がある」と表示されカタログが開けない。試行錯誤しなが確認するとflashplayerはインストールされているしJavaScriptは有効になっている。それなのに開けなかった。いろいろ調べても分からず「ひょっとしたら・・・」と思いながらExplorerを開いてみると何の問題もなくウェブカタログは開け無事に注文することができた。

それ以来、生協の注文だけはExplorerを使い、他はEdgeを使っていた。すべてEdgeにしなかったのは生協以外は問題なかったこと、いつも訪問しているブログやサイトをEdgeのお気に入りに入れていたため再度Explorerのお気に入りに入れ直すのが面倒だったため。

 

今回、コメントが入力できなくなったことを前回の記事に書いた。

コメントを入力しようとするとWebが中断されてしまうという障害で気づいたのだけれど、思い起こすとはじめは一時的にネットに繋がらないという事態に陥っていた。

いつものようにブラウザを立ち上げようとEdgeをクリックしたのだけれどネットワークのアイコンにバッテンがついたのだ。すぐにモデムやWi-Fiを確認したけど機械のランプは正常だった。しばらく試行錯誤しながらPCの設定を確認したりしていたらネットには繋がるようになった。ということはプロバイダーの障害ではなさそうだし、PCの設定にも問題はなさそうだった。

だけど、スクロールすると中断され「ウェブの回復」という表示をクリックすると繋がるけれど、また同じ作業で切断するという繰り返し。ブログのコメント欄は開いて文字入力をしようとすると中断。記事を書くときも何度も中断と回復の繰り返しだった。「これはきっとはてなの障害だろう」と思い始めたころ(はてなさんごめんなさい)今度はYouTubeを開こうとすると応答なしになる事態が発生。もうわけがわからなくてPCを立ち上げる気も失せ始めていた。

 

そんな状態が何日か続きちょっと嫌気がさし始めた頃、生協の注文日が来た。

それで前述のことを思い出し、Explorerでブログを開いてみた。すると何の障害もなくコメント欄も入力できるし、YouTubeも閲覧できた。ということはEdgeだったのかもしれない。

 

そういえば・・・

違うのかもしれないけれど、思い当たることがある。

調子が悪くなる少し前にMicrosoftだかWindowsのupdateを行ったのだ。

「ひょっとしたら原因はそれかもしれない」と思い、ちょっと面倒だったけれどいつもの訪問先をExplorerのお気に入りに入れ、それからはそちらを使うようにした。

 

この話には続きあって、土曜日にいつもの習性でEdgeを開いていた。

それに気づかずブログのコメント欄を開き、普通に入力し終わった。そのあとでedgeだったと気づいたのだ。コメントが入力できるようになっている。それではとYouTubeを見ると難なく閲覧もできる。スクロールしてもなにをしても切断されない。

何と、何もしてないのにいつの間にか直っていたのだ。

 

未だ何が悪かったのかはっきりした原因は分かっていない。生協のウェブカタログだけは未だにEdgeでは開けないけれど、他はどちらも使えるようにはなった。だけど今回のことを考えるとこれからはどちらを使おうかと考えてしまう。

 

昨夜、よんばばさんの「ネットにつながらない」という記事を読んだ。

yonnbaba.hatenablog.com

私の場合はこんな具合だったけれどPCに振り回された1週間はよんばばさんと同じようなことを考えていた。

そして、ブログにコメントを書こうと思ったけれど長くなりそうだったので早く原因が分かり、問題なく使えるようになることを願いながらこんな記事を書いてみた。

コメントがお返しできなくてごめんなさい

tomoさん、白魔女さん、カバさん、コメントいただきありがとうございます。

すぐにお返事したかったのですがコメント欄を開き入力しようとするとWebが中断されてしまうのです。何が悪いのか分からないのですがはてなだけが中断されてしまうので私のPCとの間で何かが起こっているのだと思われます。

はてなに問い合わせをしようとしたのですが私のPCの環境など等入力が面倒で(知識不足なので)やめてしまいました。そのうち回復するだろうと思っていたのですが未だ入力しようとすると中断されてしまいます。

記事の方も何度も中断するけれど中断回復を繰り返しながらもなんとかアップできそうなのでこちらでお返事させていただくことにしました。 

 

tomoさんへtomo508.hatenablog.com

ツワブキっていいですよね。

我家のつわぶきとtomoの所のツワブキでは花の付き方が違うのですね。私は我家のツワブキばかり見ているので花の付き方がいろいろあるということを知りませんでした。

来年、tomoさんの所のツワブキが咲いたら是非画像をアップしてくださいね。今から来年の秋のことを言ったら鬼に笑われてしまうかしら・・・

 

白魔女さんへ

d.hatena.ne.jp

ホキ美術館、私は夫が倒れてからできたので写真でしか見たことがありませんがステキな建物ですよね。機会があったら一度行ってみたいです。

 

 カバさんへ

kabakabaryokounikki.hatenadiary.com

 安藤緑山の今回の作品はすべて清水三年坂美術館の所蔵品でした。カバさんが美術館を訪れた時「竹の子」は今回のようにどこかへ貸し出し中だったのかもしれませんね。それにしても安藤緑山の作品はホントすばらしいですよね。

「ニッポンの写実」を観に行った

7月に日曜美術館のアートシーンで紹介していた 「ニッポンの写実」

函館美術館のあと我が地元の美術館で開催されるというので楽しみにしていた。

期間は9月30日から11月12日まで。いつ行こうか、行けるだろうかと考えているうちに日にちが過ぎ、ここのところは雨が降ったり、夫のトイレが済まなかったりで行けなくてついに明日までになってしまった。

 

もう諦めようかと思っていたけど、今朝は思いがけず早くに夫の状態が整ったのでので「行かない?」と誘ってみた。夫はトイレが済んだせいですぐに首を縦に頷いた。

ということで、行ってきた。

~ニッポンの写実 そっくりの魔力~

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もう、すごい !! の一言だった。

 安藤緑山の牙彫喜座柿、宗義の自在鍬形、満田晴穂の自在深山鍬形(雄)など等、超絶技巧に驚くばかり。絵画も方も同様に表現のすごさに驚き、見入ってしまった。

 

展覧会を観終るとちょうど昼。久しぶりにレストランでの昼食も楽しんだ。

このところの楽しみ

庭のつわぶきが咲き始めたのは10月18日。何株もあるうちの1株だけがいち早く咲いた。 

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 その前週の11日、私はふれあい音楽会でサックスの四重奏を楽しんだ。

 

私は恥ずかしながらサックスにアルトサックス、ソプラノサックス、テノールサックス、バリトンサックスとそんなに種類があることを知らなかった。この年になっても知らないことだらけだ。若い4人の女性奏者の演奏姿がとても格好良く、十分に楽しませてもらった。

 

 27日ごろ、最初の1株が咲き始めてから10日近くなって他のつわぶきが一斉に咲き始めた。

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25日もふれあい音楽会だった。

今度はマリンバ。1部の奏者は若者たち。2部はもう少し年上の方々。

 

小学生のころ音楽会の時、私はいつも合奏に出た。楽器はピアノ、タンバリン、トライアングル、シンバル、木琴、鉄筋、そしてサカホンだった。当時はピアノを習っている子はほんのわずかだった。だから習っていた子が担当するのは周知のことだった。他の楽器は誰が担当するかは先生が決めていたのか希望だったのか記憶にないけれど私はいつもその他大勢のサカホンだった。マリンバとは違うけれど中心で演奏する木琴や鉄筋はいつもあこがれだった。そんなことを思い出しながら音楽会を楽しんだ。

 

その日、音楽会のあとで作品展を見に行った。翌日も隣の市まで手作り展を見に行き、大きな刺激を受け、数点の作品を購入した。

30日にも違う手作り展に行き、またも刺激を受けてきた。

それで、自分でも作って見たくて材料を買い、材料ばかりが増えている。

 

今日もまだ、庭のあちこちできれいに咲いている。

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ここ何週間か週末になると雨が降り、夫を床屋さんに連れて行きたいと思っても行けないでいた。

今週はやっとお天気に恵まれやっと床屋さんに行くことができた。ただ、いつもだったら昼食後にお昼寝をし、その間はホット一息つけるのだけれど、お通じの都合上、床屋さんには午後からしか行けなかった。そのため、私は一息つく間もなくちょっとばかり疲れてしまった。それでも行くことができて良かったと思うしかない。

 

夫が昼寝をしたり、夜寝てしまうと、手芸の本を眺め、材料を並べては眺めたり、PCを開いて手作りサイトや手作りのブログ、インスタばかりを見ている。作りたいのに作れない。というか作らない自分自身にかなり呆れている。眺めているだけでも楽しめる自分にも。

夢でなら

今月19日は母の命日だった。

その日は夫の脳外科受診と重なり、お墓参りに行きたかったけれど、行けなかった。

その前後も用事があったり、以前からの約束があったりで、なかなかお参りに行けないでいた。

 

台風21号が通り過ぎた23日、やっと時間が取れ、お参りに行ってきた。

 

あれからもう43年が過ぎた。

私はとっくに母の年齢を通り越し、思い出す回数も減り、寂しいことだけれど母の顔でさえ写真でしか思い出せないぐらいになってしまった。

 

私がまだ20歳代のころ、時々母の夢を見た。見たと言ってもいなくなった母を必死に探し、見つかったと聞きそこに行くと直前にまたどこかに行ってしまったというまさに「逃亡者」のような夢ばかりだった。そして結婚してからはそんな夢でさえ見ることもなくなった。

それが今朝、母の夢をみた。

いつもだったら、夢を見てもどんな夢だったか目覚めるとすぐに忘れてしまうのだけれど、今朝の夢は母と一緒に出掛けていて買い物をしているという場面だけは今もはっきりと頭に残っている。でも私と並んで歩いているところと母が何を買ったかということだけ。顔ははっきりと思い出せない。そして年齢は二人とも若いままだった。

もっと母と一緒にいたかったけれど、残念ながら夫に起こされた。それでも43年経って初めて母が夢に現れてくれたと思ったら何だかうれしかった。

 

夢の中で母に会えたのはお墓参りのご利益だったのか、それともそろそろお迎えに行こうかということなのか・・・

いくら会いたくても、話したくても、お迎えはまだ待ってほしい。でも、夢でなら毎日でも会いたいなあ。

ジャコメッティ展へ行ってきた

今月の初め、訪問リハビリのPTから「24日はお休みにしてほしい」と言われた。

それなら、14日から豊田市美術館で開催される「ジャコメッティ展」にいつ行こうかと考えていたのでその日に行くことに決めた。

 

ところがこのところ秋雨前線や台風の影響で毎日お天気が悪い。

開催期間は12月24日まで。できれば平日に行きたいけれど、それが無理なら土日にすれば行く機会はあるので無理はしないつもりでいた。それでも毎日週間天気予報を見ては一喜一憂の毎日だった。

 

台風21号は怖いぐらいの風が吹き荒れたけれど我が家の辺りは被害なく過ぎ去った。だけど、今日は台風一過の秋晴れとはいかず、お天気は下り坂。そして、最終的には曇りの予報。それでも夜には雨が降り出すという。

 

朝起きると、今にも雨が降り出しそうな空模様。でも、朝の天気予報でも夜までは雨は降らないという。それなら「行こう」ということになった。

 

ナビによると、豊田市美術館までは我家から車で約1時間40分。一般道の渋滞や工事、途中でのトイレ休憩を考えると私たちだと2時間ぐらいはみておいた方がいい。

出発が少し遅くなってしまい10時30分に家を出る。豊川インターから高速に入り、上郷SAで休憩。そして美術館へ。美術館内のレストランで昼食を食べてからジャコメッティー展へ。

 豊田市美術館のホームページより。

ぎりぎりまで切りつめられ、引き伸ばされた立像により、第二次世界大戦後の彫刻史に決定的な位置を確立したアルベルト・ジャコメッティ(1901-1966年)。イタリア語圏スイスに生まれ、パリに移住したジャコメッティは、アフリカやオセアニアなどのプリミティヴな造形やキュビスム的彫刻への傾倒を経て、シュルレアリスム時代には、台座から解放された作品や台座自体を作品化したボード型の隠喩的・象徴的作品を手がけ、彫刻史上の画期をなします。そして、1930年代後半にモデルに基づく制作に回帰すると、「見えるものを見えるままに」造形することの困難に向き合いながら、人間存在の根源に肉薄する立像や胸像を制作し、また、ドローイングや油彩画に取り組みました。

 本展覧会は、パリおよびチューリッヒジャコメッティ財団と並ぶ、ジャコメッティの一大コレクションを有す南フランスのマーグ財団美術館の全面的な協力のもと、さらに国内の優品も加えた大回顧展となります。モデルとして、対話者として、ジャコメッティと深い親交を結び、見ることと造形化することの間で葛藤するジャコメッティの日々を記録した日本人哲学者・矢内原伊作を描いたドローイングや、全9点から成る壮観の「ヴェネツィアの女」、実現しなかった「チェース・マンハッタン銀行のプロジェクト」のために制作され、現在マーグ財団美術館の庭園を飾る大きな三体の彫像など、充実した作品の数々をご覧いただき、ジャコメッティの創作の神髄を是非、体感してください。

 今までにも何点かは見たことがあったけれど、やっぱりいい。どういう風に良いのかと聞かれても語彙が少ない私にはうまく表現できないけれど、理屈抜きに好き。痺れてしまうのだ。夫も自分で車いすを自分で足漕ぎし、気に入った作品の前で足を 止め見入っていた。そして、私が「良かった?」と聞くと大きく頷いた。

運転は好きではないのでちょっと疲れたけれど、頑張って行って良かったと思う。

 

夫は本が欲しいと言ったけれど、今回は ポストカードだけにした。

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雨の日の受診

今日は夫の脳外科の受診日だった。

先週末から雨が降り続き、今週もずっと雨の予報。その上台風までも発生し、こちらに向かっているという。

この間も書いたけれど、車いすの夫と出かける時に一番困るのは雨なのだ。なので、先週からずっとテレビの週間天気予報を見てはため息を吐き、何となく気が重い毎日だった。例え雨が降ったとしても何とかなると思っているのに。

 

昨日は午後から曇り始めたけれど、午前中は久しぶりに晴れ間があった。

「明日がこのお天気だったらいいのに。お天気の神さまも意地が悪いなあ・・・」と、空を見上げては心の中で何度もつぶやいていた。

 

どう思っても今朝はやっぱり雨が降っていた。

普段は思い切りもあきらめも悪い方ではないのだけれど、今朝はちょっと空が明るくなると出かける時は止んでいるかも、また降り始めるともう少し待ってみようかと、いつまでもうじうじしてしまった。

 

結局は出かける時も帰る時も雨が降っていたけれど、雨合羽までは着なくても傘で対応できるぐらいの雨だった。病院の玄関前は軒が出てはいるけれど、そこは車いす対応の駐車場やタクシー乗り場、バス乗り場が占めていて一般の車が止まって乗り降りできるスペースは2台分ある程度だ。そしてそこは何台かが順番待ちしている。車いす対応の駐車スペースは6台分あるけれど、午前中は常に満車で一度も止められたことはない。それに止められたとしてもドア部分は軒にはかからないので濡れてしまう。だから濡れないためには待つしかない。待てば乗り降りの際に濡れることはないけれど、車いすを下したり、助手席のシートを回転させドアより外に出し、シートを下げ、夫を車いすに移動させ、濡れない位置に夫を移動させ待ってもらう。そして、またシートを元の位置に戻し、車を駐車場に移動させなければならない。そうすると次の人にそれまで待っていただくことになる。そんなことを考えると、仕方がないことだとは思いながらも心がとても重くなる。

 

今日はそうして受診した。診察結果は採血データーが一つ正常範囲を超えてしまったため薬が一つ増えてしまったけれど、それでも受診を終え家に戻ったらほっとして心が軽くなった。

 

私がまだ看護師として総合病院に勤務していたとき、雨の日に正面玄関の前に車いすに乗っている患者さんが来院されるとボランティアの方がすぐに近づき、患者さんや家族の方の手助けをしていた。夫が通う病院にもそんなボランティアの方がいたらいいのにと思う。本当に困ったとき、ほんの少しだけでいいから手助けしてくれる人がいるとすごくうれしいんだけど・・・