えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

嬉しさの後には寂しさが

先月29日から帰省していた長男家族が予定通り今日帰って行きました。もう10時頃には行ってしまったのですよ。

それから、えむこは何だか心の中にポッカリと大きな穴が開いてしまったような気分なのです。

もうすぐ4歳の孫が「もっと泊まって行きたい。寂しいよ~」と泣いてくれたそうです。「ばあちゃんだって寂しいよ」とは言ったものの、子どもたちにはそんな素振りは見せられません。

 

長男が大学生になって家を離れてから何度こんな気持ちになったことでしょうか。

「子どもたちは親にたくさんの喜びをくれたけれど、大人になってからはそれ以上に寂しい思いもさせてくれるんだ・・・」なんて、いつも思ってしまうのです。これって、子離れできてないってことでしょうかね。でも、自分の心の中だけに止めているので思うぐらいはいいよね・・・

夫が元気だった頃は、えむこが「帰っちゃうと寂しいね」と言うと、夫はいつも「同じ空の下で元気にしているんだから、それ以上何にも言うことはないじゃないか」って言っていたのです。もちろん、その通りなんだけどね・・・

 

29日から朝は一緒。日中は子どもたちはあちこち出かけていたけど、また夜は一緒。そして、彼らが寝るのは離れ屋だけど、それでも同じ敷地内にいるという気配が感じられたから、やっぱり幸せな気分になれるんだと思うのです。

 

そんな風に思いながらも、今日は片付けに忙しい1日でした。

タオルにバスタオル、敷きパッドに枕カバー・・・と山盛りの洗濯物に洗濯機を3回も回しました。それに普段は離れ屋に置いてあるナベやカセットコンロに食器類を元の位置に片付けて・・・

それでも、フッと寂しくなってくるのです。

テレビは観る気にならないし、CDを聴きながら歌っているとちょっとは気がまぎれるような気はするのです。でも、とにかく1日中、今日のえむこは「お寂しモード」全開だったのですよ。まあこのところ、帰省後は毎度のことなので、この気持ちはどうしようもないのでしょうけどね。

 

えむこの両親はもういないけど・・・

母は早くに亡くなったのでそんな気持ちを味わうことはなかったかもしれないけど、父はきっと同じような気持ちだったのかもね。そういえば父が生きていた頃「1月2日はいつもえむこのところに来ていたな~」なんて、父の事を思い出しました。「父さんも寂しかったんだよね・・・」きっと。

 

結局、帰省しなかった二男に今日は我慢しきれずメールを送ってしまいました。でも、今のところ返信メールは届かないのですよ。

えむこは「たまには親の顔を見に帰っておいで!!」って叫びたいような気分なのですがね・・・