我家がお世話になっているお寺で7月21日(日)に特別イベントが開催されました。
内容は山元加津子さんをお招きしてお話を伺うというもの。檀家ではなくても参加は可能なイベントです。当日は60人ぐらいの人が集まったようで、その割合は檀家6、一般の方4だったとか。
私もお話を聞きに伺いたかったけれど、今の我家の状態では、その日、その時間に伺うことは不可能なので諦めました。
山元加津子さんは石川県の特別支援学校の教員をされています。著書も何冊かあるのでご存知の方も多いかもしれませんが・・・
お寺の講演会では赴任先の学校で出会った子どもたちとのエピソードをいくつか話してくださったそうです。そして、話を聴いていた人たちからは涙がこぼれはじめたとか。
住職さんのブログを引用させていただくと ・・・
加津子先生は担当した重度障害の子どもたちが可愛くて大好きで、全く反応のない子に話しかけたり抱きしめたりしたそうです。
このようにして”大好き”という気持ちは言葉となりしぐさとなって発信されました。しかし受け手の方は障害があるためにそうしたことは伝わらないというのが当時の(今も)医学的常識だったのですが、子どもたちはあきらかに加津子先生がやってくるのを心待ちにするようになったというのです。
そこで加津子先生は反応がなかったとしても、みんなわかっているんだ、伝わるんだということを子どもたちから教わります。
様々な障害によって深い水の底に沈んでしまったかのような機能や意識に対して励ましや手立てを送るその鍵が”大好き”という気持ちらしいのです。
それは言葉も超え、感覚も超えて、必ず届き、必ずはたらきかけるメッセージとなると教えてくれました。
そして、山元加津子さんは昨春「白雪姫プロジェクト」を発足し、運動の中心として活動しているそうです。
http://shirayukihime-project.net/
「白雪姫プロジェクト」がどういうものなのかはこのホームページを覗いていただければよく分かると思いますが、病気や事故で意識障害が残ってしまった人に効果的なリハビリや介護を続け目覚めさせる取り組みだそうです。
私は看護師だった頃、紙屋克子さんの著書に出会い感動し、意識障害の患者さんへの接し方を学んだことがあるのです。
- 作者: 紙屋克子
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白雪姫プロジェクトは多分、同じ考え方の運動だと思います。
夫は脳出血で倒れたあと、1週間以上意識がありませんでした。医師からは「開頭血腫除去術を受けなければ1か月以上意識が戻らないかも知れない」と言われました。
父も亡くなる前は意識がなくなり呼吸器を装着していました。意識がなくても、話せなくても、それでも手を握り、一生懸命話しかけていました。でも、その当時の医療者の対応には随分悲しい思いをしていました。
今は夫の意識は戻り、たくさんの障害が残っても、家で生活できるまでに回復しました。それでも、白雪姫プロジェクトが伝えたいと思う「周囲のあきらめない心と愛情」を決して忘れないようにしようと思い、今も夫の介護を続けているのです。
私が諦めたらお終いだと思うから、絶対に諦めません。それで少しでも夫が回復するように毎日頑張っているのです。
まだ看護師として現役で働いていたならば、もっともっと多くの後輩にその心を伝えることができたでしょう。でも、今の私は、夫の介護以外でできることには限りがあります。
白雪姫プロジェクトのホームページにはいくつかの応援方法が紹介されていました。その中で、今の私にできることは、まずはフェイスブックで「いいね」をクリックすること。そして、ホームページをシェアすることぐらいでしょうか・・・