えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

風邪ひとつひかず

今日は一日中、ねずみ色の重たそうな雲で空が覆われていた。今にも雪が降りそうなお天気だった。

ニュースによると、北海道では車が雪に埋もれたり、50㌢ぐらいの積雪があった所もあるそうだ。「さぞかし寒いだろうな・・・」と思いながら、画面に目をやると、雪かきをしている光景が映し出されていた。

この辺りでは滅多に雪は降らないし、北日本と比べたら寒さなんて大したことはないのかもしれない。だけど、今日は今年一番の冷え込みだとか。だから、寒い。とにかく寒い一日だった。それにもかかわらず、まだ暖房を使わず今日もバカみたいに頑張っていた。

 

今日の訪問リハビリの時、担当PTのYさんから「風邪をひいている利用者さんが増えているので気をつけてくださいね」と言われた。

我家では子どもたちが独立してから、一番初めに風邪をひくのはいつも私だった。毎年、今の時期にひいていたような気がする。夫からは「お前が風邪を持ち込むから、みんなうつされる」といつも嫌な顔をされていた。

当時は働いていたから大勢の人と接していた。朝も早いし、夜は遅い。そして、ストレスもいっぱいあった。だから、免疫力が落ちてウィルスを拾ってしまったのだと思う。

それが夫が倒れてからの3年間、二人とも一度も風邪をひいていないのだ。

バカは風邪をひかないというけれど・・・

私は仕事を辞めて家にいる。朝早く出勤することもないから起きる時間は遅い。夜眠れないといっても体はじゅうぶん休めている。外出することも少なく、人と接する機会はぐっと減った。それに、夫がいるおかげで3食きちんと食べている。しかも、勤めていた頃よりストレスは減ったと思う。

夫は内服薬の影響もあるだろうが、とにかくよく寝る。夜は早いし、朝は遅い。そして、家にいる日は殆どお昼寝をしている。食事も3食きちんと食べている。量は減ったけれど、一応バランスだけは考えている。質素な食事ではあるけれど。ただ、ストレスはどうなのか分からない。後遺症でできなくなってしまったことが多すぎるから。だけど、最近では穏やかに暮らしているようにも見える。

 

風邪予防の基本は睡眠・栄養・保温だと言われている。ストレスやウィルスを拾いやすい環境も影響があるだろうと思うけれど。

我家は睡眠・栄養は多分大丈夫。保温も今のところ、衣類やその他の工夫で何とか。

夫はデイケアという大勢の人が集まる環境で過ごすことがあるけれど、免疫力が落ちてないのか、今のところ風邪をひくことがない。病院と違って、体調の悪い人は来ないだろうし、職員も体調には気を使っているだろうから。私も人と接していない分、感染の機会が少ないのだろうと思っている。

それにしても、ここ3年間に一度も風邪をひかないなんて、頑強な身体を貰ったものだ。ありがたいことだと思わなくては・・・