えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

税込み価格で表示してほしい

夫がデイケアに出かける月・木は必ずスーパーで食料品の買出しをしている。

食料品を買う時は一番近くのYスーパーか乾物類が欲しい時にはSスーパーを利用している。私は殆どその二つのスーパーで賄っている。

 

この間の木曜日、いつものように一番近くのYスーパーに行くと、珍しくお休みだった。

それで、少し離れたSスーパーで買物をした。

だけど、買い忘れたものがあったので、今日は夫がお昼寝中にYスーパーまで行って来た。

すると、昨日の休みは消費税増税前に価格表示を変えるためのものだったと分かった。

今までは税込み価格が大きく表示され、下に本体価格が表示されていた。それが、今日は本体価格が大きく表示され、下に小さく税込み価格が表示されていたのだ。

 

今までは税込み価格表示が義務づけられていたものが、昨年10月施行の消費税転嫁法により、2017年3月末までの時限措置で税抜き価格表示が認められたことによるものだ。

最近、生協のカタログも本体価格表示に変り、税込み価格は下に小さく書かれるようになった。私としては変更前の方がずっとよかったのだけれど。

 

私は大雑把に家計簿をつけている。

毎月、1ヶ月分の生活費をおろし、それを振り分け、その範囲内で暮らすようにしている。

食料品は1日〇〇円。そして、それを10日分づつ封筒に入れて管理している。

お米と新聞とガソリンで〇〇円・・・とか。

ま、不足する時もあるけれど。

だから、増税になっても税金は別会計で支払うわけではない。1日いくらの中から支払うのだ。

 

本体価格表示をすることによって、スーパー側は安さをアピールできるかもしれない。

だけど、私は本体価格の下に小さく書かれた税込み価格を見て、大雑把に計算しなければならなくなったのだ。年寄りにはそんな作業は辛いものだ。

 

「消費税が導入された時、子どもさんが100円玉を握り、100円と表示があるものをレジに持って行ったところ、それ以上の金額を言われて困っていた」という話をどこかで最近読んだ記憶がある。

その時、後ろに並んでいた方が消費税分をレジに差し出し、黙って隣のレジで会計を済ませ、店からさっと出て行かれたというものだった。

 

実際に支払う金額は本体価格だけではなく、税込み価格なのだから、本体価格表示は子どもにも年寄りにも優しくないと思う。

 

スーパー側は、税込み価格で表示すれば値上げしたように思われるからだろうか。

レシートに支払金額を印字し「内、税金〇〇円」とすればいいと思うのだけれど。

「支払金額で表示してほしい」と思うのは私だけなのだろうか・・・