偶然見つけた「金子通世リメイクバック作品展」という案内はがきに目が留まり、友人を誘い、見に行ったのが3年前の5月のこと。
喫茶店のギャラリーで開催されたその作品展の素晴らしさに感動し、その思いをブログに書いた。
その時、金子さんご本人からコメントをいただき、またまた感動したことを覚えている。そして、はてなではないけれど、彼女のブログを見つけ、それからほぼ毎日更新されるブログを訪問するようになった。ブログにはリメイクされたステキな作品がアップされているのでいつも楽しみに読ませていただいている。
作品展もそれから毎年見に行くようになり、今年の作品展が火曜日から始まった。
ふれあい音楽会の後、いつもは帰りの道中にあるおすし屋さんでランチを食べ、一緒に行った友人宅でおしゃべりするのだけれど、今回はちょっと足を延ばし、作品展をやっている喫茶店に行き、そこで食べることにした。
金子さんは地元のミシン屋さんで「リメイクバック教室」を、NHKの文化センターで「リボン刺繍」と「リメイクを楽しむ」という教室を持ち、その教室の生徒さんたちとの作品展を毎年開催してみえる。
手作り大好き、袋物大好きな私は「手作り展」の情報を得ると見に行きたくなるのだけれど、その中でもこの作品展は一番ステキだと思っている。それほど素晴らしい。
それは作品も素晴らしいものばかりだけれど、リメイクを推奨する金子さんの思いが詰まっているように感じ、生徒の皆さんが文字通りリメイクを楽しんでいるのが伝わってくるのだ。
着物あり、帯あり、スカートも、ジーンズも、カーテン生地も・・・ それらが見事にリメイクされステキなバッグやブローチ、タペストリーなどに生まれ変わっている。それらはただリメイクしただけでなく、リボン刺繍をあしらってあったり、ご自身で刺した刺し子や染めた布と組み合わせてあったり。しかも、ステキなだけでなく、使い勝手がよさそうなモノばかりだ。友人共々、喫茶店にいる間に何度「ステキ~!!」と言っただろうか。
実は、訳あって、翌日も違う友人と見に行った。
その日は金子さんご本人がいらして、作品を手に取り、いろいろ説明してくださった。リメイクを推奨されているとはいえ、作り方やアイデアまでも惜しげもなく教えてくださることがすごくうれしく感動した。
「手作り展」を見に行くとき、どんな風に作っているのかとても興味があり、手に取ってよく見てみたいと思う。だけど、触ってまで見るのは何だか悪いような気がして見ることはできない。それが、この作品展では「どうぞよく見て行ってください。マネしてください。タンスにしまって置かずにリメイクしましょう」と言っていただけるのだ。それは金子さんのすごいところだと思う。もちろん、見せていただいた後は元どおりきれいにしておくことは忘れずに。
「断捨離よりもリメイクを」という金子さんの文章が地元の中日新聞に掲載されたそうだ。それがCBCテレビの人の目に留まり、夕方の「イッポウ」という情報番組の取材を受けられ、放映された。
これはその時のUチューブ。これを見ると、リメイクの素晴らしさが伝わってくる。
因みに「この番組を見て作品展を見に来た」というご婦人とその娘さんがみえた。そして、一緒に説明を聞いた。こうしてリメイクやリボン刺繍のファンが増えていくのだ。私もそのひとりだけれど。