えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

フル回転の一日

1週間が過ぎるのって本当に早い。

まあ、私の場合、木曜日の夕方になると1週間が終わったと感じてしまうのだけれど。

 

月曜日、夫がデイケアに出かけ、ホッと一息つけたと思った。

その日のことは前回書いたけれど、この何時間かの自由があるだけで気分転換ができる。

火曜日はいつものように訪問リハビリ。午前中は掃除洗濯、リハビリ・・・と続き、あっという間に過ぎ、午後からはだらだら過ごし、1日が終わった。

 

水曜日は2か月に一度の美容院だった。美容師さんは友人のお姉さんの友人で、私が美容院が苦手で行くところが見つからずに困っていた時に友人が紹介してくれた方。もう40年来のお付き合いで、今では友人と言える関係になっている。

とはいえ、いくらおしゃべりが楽しくても外で会う時とは違い、美容院で半日がつぶれた感は拭えない。

その日は午前中いっぱいは美容院で午後からは久しぶりに本屋さんへ行った。何か一つでも自分の楽しみに使える時間があると嬉しい。

 

木曜日は振り返るとフル回転の一日だった。

夫がデイケアに出かけるとすぐにどうしてもやっておきたかった側溝の掃除にかかった。草は取ってあったので生け垣の剪定後に残った細かい葉っぱや公園の落ち葉と風で飛んでたまった土砂の掃除だけ。それだけでも1時間近くかかってしまったけれど、それができただけで日曜日の530運動のことを考えたらホッとした。

 

側溝の掃除が済めば夕方までは気の向くままに動き回ることができる。

予定はリボン刺繍用のリボンを買いに行くこと。だけど、行こうかどうしようかと迷っていたところが3つもあった。

一つは月曜日から喫茶店のギャラリーで開催中の古裂の洋服やバックや小物の作品展(展示即売)。欲しいものがあるわけではないので見たいだけ。とはいえ、見に行けば気に入ったものがあれば買ってしまいそうだから迷いに迷っていた。

二つ目は文化会館で開催中のシルバーさんたちの作品展。絵画に書道、水墨画や写真、絵手紙、編み物や袋物などの手芸などなどの展示。失礼を承知でいってしまえば、皆々が素晴らしい作品というわけではないけれど、シニアの方々が頑張っていると思うと私も頑張ろうという気になってくる。

三つめは文化会館近くのギャラリーで開催中の等迦会というグループの小品展。

で、結局はリボン刺繍用のリボンを買いに行きながら 3つとも見に行ってきた。

そして、古裂の作品はどれもがとっても素敵で裂き織のバックを衝動買いしてしまった。

シニアの作品展はやっぱり頑張ろうという気になったし、小品展は地元の画家たちの作品展なので魅力的な作品ばかりだった。その上、小さなギャラリーで出品者の方だと思うけれどギターを奏でながら歌っていらした。たぶん、岬巡りだったと思うけれど、穏やかなというか、優しいというか、甘い歌声というか、何とも言えず温かい気持ちに包まれて得した気分で帰宅した。

家に戻ったのは12時30分ごろだったと思う。

昼食を済ませ、洋裁のことで聞きたいことがあったので友人に電話をすると「おいでよ」と言われ、またまた出かけた。

こういう時は元気な証拠。

友人宅から帰宅して夕食の準備をし、今度は草取りをしながら夫の帰宅を待った。

本当に目いっぱい動き回り、それで私の1週間は終わった。