夫が脳出血で倒れてから6年半になる。
6か月の入院生活を経て、自宅での介護を始めてからは6年。もうすぐ7年目に入る。
その間、介護保険制度を利用しながら頑張ってきた。つもり。もちろん今も。退院してすぐから始めた訪問リハビリには特に助けられたと思っている。
それが、2015年の12月、昨年の5月と、倒れてからの約5年間を息子以上にかかわりを持ってくれた訪問リハビリの担当理学療法士さんが次々と変更になり、ケアマネも変わった。夫の担当者がすべて変更になり、なかなか人になじめない私としてはちょっと辛い時期だった。
それなのに、またもや担当者が総入れ替えになることになった。仕方がないことだと思いながらもこのところちょっと憂うつな気分で過ごしている。
訪問リハビリは今はある医療法人の病院から火・金・土の週3回来てもらっている。その医療法人の病院は他に2つのクリニックとグループになっている。そして、その一つのクリニックが我が家から一番近い。最近そのクリニックに訪問リハビリの部署新設されたので我家はそちらに移動してほしいとのことだ。今の病院から我が家までは早くても20分はかかるけれど、クリニックからだと5分かせいぜい7、8分で来ることができる。病院とクリニック間では人事交流もあるし、効率を考えれば仕方がないことだとは思う。思うけれど、正直な気持ちを言えば本当は変わりたくないし、とっても嫌なのだ。しかも変更先のクリニックは土曜日がお休みなので、今40分3回のところを60分2回にしてほしいというのだ。我家にとっては土曜日が空いてもしょうがないし、うれしくもない。
そうはいっても受け入れるしかないと思い、時間だけ希望を聞いてもらえるようにお願いした。
ケアマネの方は市内にある他の事業所に転勤とのこと。こちらのほうも仕方がないと 思うしかない。
理学療法士さんからは利用者側の変わるメリットも説明は受けたけれど、今の気持ちはデメリットの方しか考えられないでいる。
まあ、リハビリの中止を申し渡されたわけではないのだから仕方がない。仕方がない、仕方がない、仕方がない。時間はかかるけれどそのうち慣れるだろう。
変更の話があったのが11日のこと。
その日から、これを書き始めたのにもう10日以上の月日が流れた。
暖かくなってからスズメとヒヨドリしか来なくなっていた庭に久しぶりに来てくれたこ。
頑張れ!! ガンバレ!! がんばれ!! とでも言いに来てくれたのだろうか・・・
地面をじっと見つめ、 何かいたのかしばらく地面を突いていた。
お腹が空いていただけのことなんだよね。それでもちょっとうれしい。
誰も見る人もないところでひっそりと咲いている庭のやぶ椿。
11日に咲いているのを見つけた。
花に慰められ、鳥に慰められしながら「前を向いて行くしかない」と自分自身に言い聞かせている。
そろそろ終わりに近づいた五色椿にも。