えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

片付けは大変なこと

今月末に義母の7回忌を予定している。

息子たちが正月に帰省した時、5月の連休中に行うつもりでいることを話しておいた。今年は嫁のお父さんの3回忌でもあり、5月4日に法事を行うとのことだった。息子たちには小学生の孫がいるので帰省はたぶん5月3日。4日が法事で、帰るのはおそらく6日だとすると、義母の法事は5日しかない。

 そう思って1月の下旬に義弟に伝えると、その日はもう予定が組まれていた。義母の法事だから義姉と義弟の都合を優先させることにし、今月末に日にちを変更した。まあ、孫である我家の息子たちは帰省した時にお参りすればいいことだから。

 

今まで法事はお寺の本堂をお借りして行っていた。でも、息子たちがいないとなると、お寺では私がお花やお線香やお供物を持ち、車いすの夫と出かけるのは大変だ。それに雨の心配や夫のトイレの心配もしなくてはならない。「息子たちがいれば何とかなるのに・・・」と思いながらも、仕方がないので結局自宅で行うことにした。もちろん、義姉や義弟だって頼めば手助けをしてくれることは分かっているけれど。

 

我家の仏間は仏壇のスペースを除くと6畳しかない。そして、そこには一面に丈の低い整理棚が置いてあり、中には本がぎっしり入っている。そして、その上には夫が使っていた書類ボックスが並び、そのまた上には建築模型や小物が置いてある。夫の書類ボックスの中身は仕事をしていた頃のまま。廃業してもう5年以上経つのだから図面も書類もすべて破棄しても問題ないのだけれど、未だ手が付けられずにいる。

 

法事に来てもらうのは義姉夫婦と義弟夫婦だけ。お寺のご住職と私たち二人を合わせても7人だ。とはいえ、6畳に7人ではいっぱいいっぱい。しかも車いすの夫に膝の調子が悪くて正座ができない私。自分だけ椅子というわけにもいかないので椅子を6脚並べることになる。そうすると、仏間に置いてある家具をすべて片付けたい。

 

仏間を片付けるにあたり、離れに置き場所を作る必要がある。離れに置き場所を作るには物置を片付け、そちらにものを移動させなければならない。

 

我家の物置はたぶん10畳ぐらいはあると思う。その半分はたたきで残り半分には床が貼ってある。夫が元気だったころにはきちんと片付けられていたのだけど、今やそこにはそうやって押しやられたモノたちで溢れ、足の踏み場もない状態になっている。そこを片付けるのにはきっかけと勢いが必要だ。とはいえ、かなりの物を処分しないときれいにはなりそうもない。それに使えるものは処分できないし、重いものはもう自分一人では動かすことさえもできない。

 

ここまでごちゃごちゃと書いたけれど、法事というきっかけがあったのでこの間の木曜日に勢いをつけて物置の片付けをした。

 

自転車、脚立3個、投光器、一輪車2台、段ボール箱はいくつぐらいあっただろうか。それらをまず外に出し、横に束ねてある木材をきちんと整理し、園芸用品を整理、奥に捏ねていた不用品をゴミ出しできるようにビニール袋に分けて入れ直し・・・

「どうしてこんなにモノがあるんだろう・・・」と半分イライラしながら午前中3時間ほど格闘した。午後からは買い物にも行かなければならないので片付けは1時間半ぐらい、出したものをもとに戻すのに30分ぐらい、合計すると午後からも2時間ぐらいはやっていたと思う。最後はもうくたくたに疲れ果ててしまった。

 

夫が家にいる日は掃除、洗濯、3度の食事の準備と片付けぐらいの最低限の家事しかしていない。夫の身体拭きや洗面、洗髪などの清潔行為やトイレ介助は別として。あとは夫の傍にいるか、気配を感じるところでだらだらと過ごしている。

でも、夫がデイケアの日には大体の場合、これでもか、これでもか、というぐらいフル回転で動き回っている。それでもこれほど疲れたの本当に久しぶりのことだった。

 

こちらも片づけなくていけない畑のタアサイ。

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放っておいたのでの菜の花が咲いた。

 

イライラしても水仙やスズラン水仙が癒してくれる。

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赤いボケはもう終わりだけど、やっと咲き始めたピンクのボケの花。

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いつの間にか咲いていたハナニラ

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もうぼちぼちお終いの侘助のようなピンクの椿。

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公園から聴こえてくる鶯のさえずりを聞き、こうした花を眺めながらきっと明日も片づけに勤しむことになりそうだ。

予定としては午前中1時間は草を取り、2時間を片付けに充てる。午後からは片付けに1時間、買い物に1時間、草取りも1時間、そして夕食の準備をしてデイケアから帰宅する夫を待つことにする。

予定は未定ではあるけれど、自分でやらなくっちゃ誰もやってはくれないのだから法事までには頑張って何とか仏間まで片付けたいと思っている。