昨日も夫がデイケアに出かけた後、1時間ぐらい東側の庭の草取りをした。
東側の庭には私しか行くことはなく、その私もたまにしか足を踏み入れない。
だから、草だけではなく花もぐちゃぐちゃになっていて余計に行きたくないのだ。
でも、たまに行くとうれしくなることもある。
昨日はギボウシが咲いているのを見つけたらうれしくなって俄然やる気がわいてきた。
何と単純なことでしょう。いつまでも見ていられるほどの優しい色だ。
今年は夏野菜の成績が悪いと思っていたら、オクラがいっぱいなっていた。
早速、夕食の一品に。「庭で採れたオクラだよ」と言うだけで、夫の箸は進むのだ。
もちろん、私の箸だって。
午後からは予定していたことがキャンセルになり、久しぶりにゴロゴロして英気を養った。
夕方、ご近所の小母さんの家で採れたプラムを娘さんが届けてくれた。
毎年下さる小母さんちのプラムはとっても甘くておいしい。こちらも早速夕食後のデザートでいただいた。
娘さんが帰られるとすぐに、小母さんから電話があった。
お礼を言うと「娘にヤマモモの実も持って行ってもらおうと思ったら急いでいるからと慌てて行ってしまったの。私が持って行ってあげてもいいんだけどあなたの方が早いからもらいに来てくれない」と。
私が小学生だったころ、おやつと言えば蒸かしたサツマイモぐらいだった。だからと言うわけではないけれど、そのころは道端や空き地に生えているバライチゴやキイチゴやよそのお宅の庭から出ているグミの実を取ったり、ヤマモモの木には登って実を取り食べたものだ。近くの神社に落ちていた椎の実を拾って炒って食べたこともある。私は食べたことはないけれど、夫の友人はホソバ(槙)の実まで食べたという。 だけど、どれもおいしかったという記憶はない。
ヤマモモの実と聞いた時、昔の記憶が蘇ってきた。食べたいという気持ちではなかったけれど、小母さんがせっかく言ってくださっているその気持ちをいただきに、ちょうど夫のトイレ介助を済ませたばかりだったので行ってきた。
夫に「食べる?」と聞くと頷いた。私は一つで十分だけれど、夫には数個洗い、昔の味を懐かしんでもらった。これも刺激になると思いながら。
残りはジュースを作ろうか、それともヤマモモ酒にしようかと迷ったけれど、たまたま果実酒用の焼酎が残っていたので焼酎に漬けた。
これは一晩経った今日の画像。
数か月経てば飲めるようになる。梅酒もアロエ酒も瓶に入ったままなかなか飲めないけれど、できたら寝る前にでも飲んでみよう。ぐっすり眠れることを期待して。