今日は立春。
立春と聞いただけで「春が来たんだ」という気がして何だか嬉しい。
この間から、庭では私の好きな白い椿が咲いている。
洗濯物を干しに行くたびに眺めてはひとり喜んでいる。
昨夜降り始めた雨は起きるころには上がっていて、今朝はとても暖かくていい日になった。
寒い間庭仕事をする気にはなれずにいたらいつの間にか椿のまわりにも草がいっぱい生えていた。
夫はデイケアに出かけた。お天気だし、暖かいし、地面は濡れている。「こんな日は草取りだ」と思ったらもうやる気満々。出かけるとすぐに草取りを始めた。
30分ぐらい経ったころ、高校時代からの友人から久しぶりに電話が入った。彼女からの電話はいつもコーヒーのお誘いだ。
彼女もいろんな事情があって思うように出歩けないでいる。私に電話があるときは大抵はストレスが溜まりはじめているとき。おしゃべりをすればお互いに心が晴れる。彼女は私にとって唯一無二の大親友だ。お誘いがあればもちろん草取りは中断し、コーヒーを飲みに行く。
いつもの喫茶店でコーヒーを飲みながらなんてことはないことを話し、2時間ぐらいはおしゃべりをした。愚痴あり、楽しい話ありでいつまでも話は尽きない。そして、目いっぱいおしゃべりをすると知らず知らずのうちにお互いに元気になっている。
夕方、夫の帰宅を待ちながら草取りの続きをした。
東側の庭ではやぶ椿も咲いていた。やぶ椿も好き。
義母が好きだった真っ赤な八重の椿はまだ咲いていないけれど、固い蕾がいっぱい付いている。今年は椿の成績がいいみたいですごくうれしい。
椿は私への草取りのごほうびだ。