えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

介護施設の内覧会に行ってきた

先日、友人に誘われて介護施設の内覧会に行ってきた。

 

夫がデイケアに行き始める前、義弟と夫と私の3人でデイケアやデイサービスの施設を数軒見学に行った。当時はまだコロナが入ってくる前だったのでどこでも事前の見学が可能だった。実際に見学してみると施設だけでなく職員の意識の違いなどもよくわかり、3人ともが「ここなら良さそうだ」というところに決めた。

昨年、ショートステイを始める前はコロナの影響で見学はできず、ケアマネが「ここならお勧めできる」と言ってくれた施設に決めた。

実際に見ていないということはショートステイに行っている間どんな生活を送っているのかが想像できず、良かったのだろうかと5か月も経った今も不安に思うことがある。

 

内覧会の施設は小規模多機能型の介護施設で、職員さんがついて細かいところまで説明してくださった。

小規模なので、夫のデイケアと比べるとこじんまりとしていて、木がふんだんに使われていることもあり、温かく、落ち着いた雰囲気だった。ショートステイの居室スペースも個室ということもあり、夜間はゆっくりと眠ることができそうだった。

ホールでお年寄りが食事をしたり、ゲームや体操など等、行っている姿も夜間の状態も想像できたのだけれど、残念ながらその場に夫の姿は想像できなかった。

 

その施設にはもちろん車いす用のトイレだってあるのだから夫のような状態の人たちの受け入れも可能なはずだ。だけど、こだわって作ったと説明を受けた入り口、車いす用のトイレ、お風呂はたぶん夫にとっては使い勝手が悪いだろうと感じてしまったのだ。もちろん、年を重ねたことによって生活動作が低下してしまった方たちにとってはとても良いと思われたし、説明してくださった職員さんはとても感じの良い方だったのだけれど。

障害の程度は人それぞれ。誰もが完全に良いと思うものを作るのは難しいに決まっているし無理だと思っている。でも、夫には少しでも過ごしやすい施設環境と、良い職員さんのいる施設で過ごさせてやりたいと思う。

そして、たぶん、今通っているデイケアは過ごしやすいと思っている。

ショートステイは前述したように見学したことがないので様子がさっぱりわからない。だけど、今までにかかわっていただいた職員の方たちはケアマネが勧めてくれただけあってみんな良い方たちだと感じている。

今回、施設の内覧会に行ってみて、コロナが落ち着いたら今利用しているショートステイも一度見学させてもらいたいと思っている。