お盆に長男家族が帰省した時、ネットで注文した本が届いたばかりでした。
その本はこれ。
- 作者: 万城目学,門井慶喜
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2012/11/29
- メディア: 単行本
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その本から息子と本談義に花が咲き「ホントはもう一冊買おうと思ったけど、一度に買えなかったんだ」と話しました。
その本はこれ。
- 作者: 藤森照信,山口晃
- 出版社/メーカー: 淡交社
- 発売日: 2013/07/24
- メディア: 単行本
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二冊とも私だけでなく、夫も喜びそうな本です。
帰省した時の記事で少し触れたけれど、我家に滞在中に6割方読んだ息子もその本を買うことにし、私が欲しかった本を二人にプレゼントしてくれると言いました。
http://emukobb.hatenablog.com/entry/2013/08/20/225050
すぐにアマゾンで注文してくれたけれど、在庫がなかったみたいで「少し時間がかかるけど、送られてくるからね」と言って帰って行きました。
その本が昨日の夕方、やっと届きました。まずは夫の目の前で開封。
見ると、帯にはこんなことが書いてありました。
「センセイ! こ、今度は何を!?」
路上観察眼をもつ建築家・藤森センセイと平成の絵師・山口画伯の対談&エッセイ漫画
そして、表紙の折れ曲がった部分には
聞き手に平成の絵師・山口晃氏
その二人がニッポン各地の名建築13件を見学して
あれやこれやを発見したり、
建築の魅力を語り合う対談&エッセイ漫画。
脱線上等?! 愉快な妄想も暴走?!
時に大マジメに、時にユーモアたっぷりに、
眼のつけどころが違う二人が伝統建築の魅力を再発見!
と。これを読んだだけでも面白そう。
私はまだちらっとしか読んでないけれど、夫は昨日は寝るまで夢中で読んでいました。
そして、今日も読んでいるので「面白い?」と聞いてみると、本のページを括り、山口画伯の絵を指さして「おお、おお・・・」と言うのです。夫は失語症なので、どこまで内容を理解できているのか分からないけれど、今日の夕方には殆ど読んでしまったみたいです。やっぱり面白かったんでしょうね。
それで、この間夫が描いたかぼちゃと冬瓜の絵はがきを使って、長男家族にお礼状を出すことにしました。メールでも電話でもいいけれど、夫が描いた絵手紙が届くと、きっと息子が喜ぶだろうと思うから。
だけど、昨日・今日は猛暑日です。夕方まで待ってポストまで行くことにしました。
いつもだったら近くの郵便局まで行くのだけれど、空を見ると郵便局の方向は真っ黒な雲。それで、反対方向のポストまで行くことにしたのです。実はポストまで行く方が近いけれど、坂道なのと、収集時間を考えると、いつもは郵便局に行っていたのです。
そして、そのついでに空もようを見ながらお散歩です。「曲がったことのない横町を曲がれば旅が始まる」と、永六輔さんがいつも言っています。
それで、今日は近くでも通ったことのない道を選んで家に戻りました。よそのお宅やその庭を楽しみながら「こんなところにこんな花が咲いてるよ」とか話しながら。近くてもやっぱり初めての道には、新しい発見があるものです。
本を読んだり、絵を描いてハガキを作ったり、そのハガキを出すために切手を選び、相手の顔を思い浮かべながらポストまで行く。そして、道中の散歩で旅行気分まで味わう・・・
私たち二人、なんて安上がりな楽しみなんでしょう。