昨日、東日本では満月の一部が欠けたまま東の空から昇ってくる「月出帯食」が見られたと、スカイツリーのそばで上部が欠けた赤い満月の写真が朝刊に載っていた。
日本では月の出から長くて20分ほどの部分月食だったそうだ。
私は昨日、夕方まで沈んだ気持ちを引きずっていた。
夕食後、生ごみを捨てようと庭に出ると、月食は見られなかったけれど、東の空にはオレンジ色の大きな満月が顔を覗かせていた。お星さまは少ししか見られなかったけれど、私はしばらくの間、夜空に引き込まれるように見入っていた。
お星さまやお月さまを眺めていると、何だか心が穏やかになっていくから不思議だ。
ま、眺めるだけまだ心にゆとりがあったのだろうとは思うけれど。
そうして迎えた朝。
今日は夫にとっては休日と同じ水曜日だ。
外出はリハビリに勝ると思いながらも、私には何処かに出かけるだけの元気はなかった。
だけど今、ハナミズキが咲いているという情報があり、近くにはハナミズキノが街路樹として植えられている通りがあるのだ。
ま、遠くには行けなくても散歩ぐらいには出かけないと、せっかく落着いた気持ちがまた沈んでしまいそうな気がして出かけることにした。
この写真ではよく分からないけれど、ハナミズキは今が満開だった。
近くの公園を通ると、夫が急に「お~! お~!!」と歓声を上げ、指さした先を見ると藤の花が満開だった。
錆びた藤棚は危険だと思うけれど。色気もないし・・・
錆びた部分はカット。
藤の横ではツツジが咲き始めていた。
我家のツツジはあともう少しの状態。これは優しい色だね。
我家の前の公園ではまだ咲いていないと思っていた藤の花も、知らないうちにこんなに咲いていた。
窓から藤棚も見えるのにちっとも気が付かなかった。
やっぱり自然ってすばらしい。
たった1時間の散歩でも心が和み、元気が出てきたのだから。
ま、くよくよ心配していても仕方がない。
自然に任せ、自分のできる範囲で夫と二人の生活を楽しもう。
そして、そんな風に思わせてくれた自然に感謝することにしよう。
また、明日になったら落ち込むかもしれないけれど・・・