豊橋に生まれ育ち、半世紀以上経つ。いやそれプラス10数年にもなる。その間、1年だけ名古屋で暮らしたけれど、あとは旅行以外にこの地を出たことがない。
私はこの街が好きだけれど、恥ずかしながら知らないことが多すぎる。
以前から自分の住んでいる街の歴史を始め、伝統や産業、地理や自然など等、いろんなことを知りたいと思っていた。それこそご当地検定でもあれば合格できるほどに。
でも、思っていただけで行動することなくこの年になってしまった。
先日、よんばばさんのブログに、ユネスコの活動で市内の公共施設何か所かに豊橋ユネスコ協会が作成した「豊橋公園戦争遺跡マップ」の補充分を届けてきた。という記事があった。
このマップは、豊橋公園内に残っていながら、市民からほとんど顧みられることもなくなっていた戦争関連の遺跡について、このままでは戦争の記憶もこれらの遺跡も風化していってしまうという危機感を感じて、会員たちが尽力して作り上げたものだ(私は新参なので作成当時は在籍していないけれど)。
なかには像の一部が失われているものもあって、その調査や歴史的背景などの調査に2年余をかけて、2010年の秋にこのパンフレットが完成した。
以来、市内の小中学校に配ったり、人の集まる公共の施設に設置していただいたりして、身近なところから戦争を知り、平和を考えてもらう手だてとするために活用してきている。
私は美術館や市役所などの公共機関に行くと、パンフレットなどは手にする方だと思っている。でも、このパンフレットはたぶん見ていないと思う。
美術館に行くと、公園内を散歩することも多い。だから公園内に戦争遺跡があることは知っていた。でも門や記念碑や哨舎(しょうしゃ)の存在は知っていても、他にも気づいていないものがありそうだ。そう思うと、パンフレットを読んでみたいと思うのだ。こういうことから始めれば、自然に自分の街のことを知ることができるはずだ。それに、小中学校に配っているパンフレットならばきっとわかりやすい。難しい本を読むより頭にも心にもスーッと入るに違いない。
今日は市議会議員選挙の期日前投票のため、市役所に行った。その時、市役所の情報広場でパンフレットを探してみた。
よんばばさんのブログの写真の裏面をアップ。
こちら側には、豊橋公園戦争遺跡探索マップとそれぞれの説明があった。
マップや説明文はもちろんのこと、反対側には年表も豊橋歩兵第十八聨隊兵營畧圖(十八れんたいへいえいりゃくず)も載っていて非常に分かりやすい。
今日は時間がなかったので公園内の散歩はできなかったけれど、今度ゆっくりマップを見ながら回ってみたいと思っている。
このパンフレットを探しながら他にも目に留まったものをいくつかもらってきた。
写真はないけれど、ほかにもいくつかもらってきた。
そしてこれは購入した冊子。300円也。
夕食後、一通り目を通したけれど、どれもこれも面白かった。
市役所をあとにしてからは奥浜名湖までドライブを兼ねて、延び延びになっていた友人とのランチに出かけた。
ランチの後はロビーでこの景色を見ながらのおしゃべり。
おいしかったし楽しかった。