えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

デイケアはありがたい

先週の木曜日は夫の受診日だった。

木曜日はデイケア日でもあるけれど、受診日はいつもお休みしている。

デイケアと病院は割と近いので、受診してからデイケアに行くこともできるのだけれど「たまにはお休みにしてもいいか・・・」と思ってのことだ。(たまには休みたいかもしれないと勝手に思っているし)

 

そうすると、次のデイケアまでが長い。

今は週3回通所するようになったから水曜日も行っている。だから木曜日に休むと次は5日後の月曜日だ。週2回だった時は1週間後だったので、それを思えば随分と楽になったと思う。

だけど、夫には悪いけれど、今日のデイケア日が正直待ち遠しくて仕方がなかった。夫が家にいたからといって大した介護をしているわけではないし、差し当たってどうしても行かなければならない所や、やらなければならないことがあるわけではない。それでも夫がデイケアに出かけたら「あれをして、これもして、あそこに行って・・・」と、いつもやりたいことや行きたいところが頭の中でグルグルと回っているのだ。

 

で、今日、夫はその5日振りのデイケア日だった。

いやがることもなく、体調も良好。送迎車の時間にも間に合い、夫は無事に出かけて行った。私は「久しぶりの自由だ!!」と思ったら、夫には本当に申し訳ないけれど、すごくうれしかった。

 

外に出ると、クラクラするほど暑く気持ちが萎えそうだったけれど、頭の中で思いめぐらしていたことを「今日こそはやらなくては・・・」と、力を振り絞ることにした。

 

まずは息子からあずかっている車の室内掃除。次の機会に書くつもりだけれど、お嫁さんのお母さんがあずかってくれることになったのできれいにしておきたかったのだ。なので、掃除機をかけ、室内を雑巾できれいに拭いておいた。

 

それが済んだら脱衣場の壁掛け扇風機の掃除。そしてお風呂場の大掃除。そこだけはきれいにしておかないと夫のシャワー浴を始められないのだ。夫は元気だった頃、自分で風呂掃除をする人だったので汚れている状態の風呂場は見せられないからね。本当はもっと早くにやっておく予定だったけれど、自分一人しか使ってないものだから去年の秋ごろからろくな掃除もせず一日延ばしにしていたのだ。だから、夫と言えども人には見せられない状態だった。

風呂マットを洗い、ふたを洗い、シャワーチェアーを洗い、床と壁のタイルはこの間買っておいた水だけで落ちるというスポンジでこする、こする。こする、こする。

風呂場はピカピカというところまではいかないけれど「ピカ」ぐらいにはきれいになったと思う。これで明日からは夫のシャワー浴を始められそうだ。

 

これだけやっただけで、もう汗だく。しかも、昼近くになっていた。

気持ちよくなった浴室でシャワーを浴び、昼食を食べ、午後からは外回りだ。

 

まずはガソリンスタンドへ行き、給油と洗車。待っている間に筋向いにあるコンビニで新聞代の支払い。それからスーパーで食料の買い出し。家に戻り、生協の宅配を待ち、それが済むと今度は郵便局へ。家に戻ると今度は夕食の下準備。そして、夫が帰宅するまでは庭仕事。

もっともっとやりたいことはあったけれど、今日はここまでが精いっぱいだった。でも久しぶりに超・超・超・頑張った。

 

夫に何事もなければ今度は水曜日だ。午前中はお嫁さんのお母さんが息子の車を持ちに来る予定。だから午前中の自由はきかないけれど、家の仕事ならできそうだ。

次はお盆に帰省予定の二男のために離れの2階を片付ける予定でいる。予定は未定の二男のことだから「帰省するよ」と言っていても、本当に帰省するかどうかはいつもその時にならないと分からないのだけれど。

 

例え7時間ぐらいとはいえ、こんなに自由に動き回れるなんて、私にとってデイケアは本当にありがたい存在だ。

 

今日のごほうびはモミジバアオイ。

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真っ赤なこの花を見ていると、いつも元気が湧いてくるような気がするのです。