えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

風蘭とゆりが咲いた

35年ぐらい前に当時の同僚から風蘭をいただいた。

彼女のご主人は山野草や野鳥が大好きで、そういった自然に囲まれて生活していた。

今は殆どお付き合いがなくなってしまったけれど、当時はよく話し、気が合う仲間だった。お付き合いがなくなってしまったのはお互いに職場を変わり、子育てや仕事に忙しく会う回数が徐々に減り、そうこうしているうちに我家は夫が倒れ、彼女の方は子どもさんのことでいろいろあり、今に至ったということだ。

 

その彼女からいただいた風蘭が今年も数日前に咲いた。 

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風蘭はいただいた時に木の又のところに引っ掛けておいただけ。生木に引っ掛けてあるので水もやらないし、肥料もやったことはない。それでもこの時期になると毎年花をつける。横着者のわたしには打ってつけの花だ。しかもかわいいし。

そして、この花が咲くといつも彼女のことを思い出す。

 

昨日はゆりも咲き始めた。

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これは4年ほど前に夫の姉がくれた鉢植え。

初めは立派なゆりが一株だった。鉢植えだったので水やりを忘れないようにと窓から見える位置に置き、水やりだけは忘れないようにした。

水やりしかしてないのに、毎年球根は増え、やせっぽちのゆりが何本も芽を出した。そして、今年もきれいな花を咲かせてくれた。

 

昨日は姉が来てくれたけれど、夜になってからだったので咲いているところは見てもらえなかった。でも毎年、咲いている間中「お姉さんのゆりが咲いた」とお姉さんのことを思いながらながめている。

 

それぞれの花にはそれぞれの思い出があり、いろんな花が咲くたびに思い出も含めて楽しませてもらっている。花に癒され、ささやかな幸せを感じながら。